刀と銃の侍アクション『Samurai Gunn 2』Steamにて今夏早期アクセス配信へ。『Spelunky 2』『Minit』とのコラボも実施
デベロッパーのBeau Blyth氏らは4月21日、現在開発中の2Dアクションゲーム『Samurai Gunn 2』について、Steamでの早期アクセスを2021年夏に開始すると発表した。
『Samurai Gunn 2』は、2013年にリリースされた2Dアクションゲーム『Samurai Gunn』の続編だ。前作は、シンプルな操作で奥深い“死合い”を楽しめると好評を得た。新作は、『Hyper Light Drifter』を手がけたBeau Blyth氏を中心とするインディー開発者らが、チームを組んで開発中。プレイヤーは刀と、1ライフあたり3発まで撃てる銃を手に戦う。
プレイヤーキャラクターには、ローンチ時点で6体の侍が用意される。前作とは異なり、それぞれのキャラクターが独自のアビリティを有していることが特徴のひとつだ。たとえば壁を駆け登ったり、姿を隠したり、あるいは撃った弾が爆発したり。選択したキャラクターによって、プレイスタイルは大きく変化することだろう。さらに、本作では新たな基本アクションとしてダッシュが追加されている。
また本作は、人気インディーゲームである『Spelunky 2』と『Minit』とのコラボレーションを実施。各作品の主人公がプレイヤーキャラクターとして登場し、それぞれ原作に由来するアビリティを持っているという。トレイラーでは『Minit』風の白黒ステージも確認できる。
ゲームモードには、まず「ADVENTURE MODE」を用意。ソロあるいは最大4人でのローカル・オンライン協力プレイに対応し、プレイヤーはCursed Tenguに護られしForbidden Forestと呼ばれる世界を冒険する。フィールドを移動しながら、ステージに挑戦していく流れとなるようだ。ローンチ時点では、全4種類を予定しているワールドの最初のひとつを収録。21種類のステージを擁し、ゲームを進める中では3種類のアンロック武器や、2種類のパワーアップ、そして謎の呪いを発見できるとのこと。
前作にもあった「VERSUS MODE」もふたたび収録される。アリーナステージでのPvPバトルを楽しめるモードであり、こちらもローカルだけでなくオンライン対戦に対応。ローンチ時点では9種類のステージを収録し、このうち2種類は新規ステージ、6種類は前作のステージをアップデートしたものになるそうだ。そしてもうひとつは、先述した『Minit』風ステージである。
このほか、流血を含むゴア表現をオフにした“ファミリーフレンドリー”なFUNN MODEも用意。また、フランスの作家Valentin Seiche氏が手がける本作のグラフィックノベルも収録予定となっている。
*本作は、もともとDouble Fine Productionsから販売される予定だったが、同社がマイクロソフトの傘下に入ったことで提携解消。ただ、本作の実現に大きく貢献したとのこと。
『Samurai Gunn 2』は、PC(Steam)向けに2021年夏に早期アクセス配信予定。正式リリースまではおよそ1年を予定しており、プレイヤーからのフィードバックをもとに開発を進めるという。今後はゲストキャラクターを含むプレイヤーキャラクターやステージを追加し、またADVENTURE MODEやグラフィックノベルの完成を目指すとしている。そして正式リリースのタイミングには、Nintendo Switch版の配信も計画されている。