ドット絵SFサバイバル『Residual』2021年秋発売へ。無限に生成される未知の惑星で、非暴力の過酷な生存活動に挑む

 

パブリッシャーのApogee Entertainmentは4月20日、2Dサバイバルアクション『Residual』のアナウンストレイラーを公開した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Xbox Series X|S/Xbox One/PlayStation 5/PlayStation 4/Nintendo Switch。リリース時期は2021年秋とされている。国内コンソール向けのリリース予定は不明。
 

 
『Residual』はピクセルアートで描かれるSFサバイバルアクションゲームだ。プレイヤーは銀河の探索者として、謎の惑星に不時着する。食料を確保し、焚火で寒さをしのぎつつ船の修理を目指そう。同時に、星に隠された古代の秘密を解き明かしながら冒険するのだ。未知の惑星では飢えや宇宙嵐、敵性生物といった危険が存在。しかし本作は「非暴力のサバイバル体験」を謳っており、いわゆる戦闘要素はないようだ。基本操作のジャンプを駆使しつつ、パズルを解き明かしながら探索を進める。また、必要に応じてサバイバルキットをクラフト可能。シールドやテレポーター、採掘デバイスといったSFツールを使いこなして生存を目指すのだ。また、ちょっと短気なお供のロボットPDBも探索の助けとなってくれる。

舞台となる惑星は自動生成され、スタジオ独自のエンジンNature Engineによって作り出される。地形だけでなく銀河系での惑星の位置も変動し、環境が異なるという。太陽に近い惑星であれば激しい熱と強風に襲われ、まばらな植生の中での過酷なサバイバルが待ち受けている。一方、太陽が遠い惑星では夜が長いためスタミナを維持しやすい。その代わり、身にまとったソーラースーツのバッテリーが制限されるため、どの機能を使うか重要な判断を迫られることとなる。惑星や生態系のパターンごとに、異なる動物相が3000種類以上用意されているという。このほかにもゲームプレイに変化をもたらすカスタマイズが可能で、時間の進む速さなど、サバイバルパラメーターを調整することができるとのこと。なおプレイヤーキャラクターも男/女/ノンバイナリーから選択可能だ。
 

 

 
本作を手がける開発元OrangePixelは、オランダの個人開発者Pascal Bestebroer氏によるスタジオ。過去作としては50万本を売り上げた見下ろし型2Dアクション『Heroes of Loot』があり、緻密に描きあげたピクセルアートも得意分野としている。また、パブリッシャーのApogee Entertainmentは1987年設立のApogee Softwareを土台とする企業。1987年のローグライク『Kingdom of Kroz』にて、業界初のエピソード分割販売を導入したことでも知られている。その後社名を3D Realmsと改め、『Duke Nukem』や『Prey』をリリース。そして今月20日、創設者のScott Miller氏は企業名をApogee Entertainmentに改め、新たにインディーゲームを中心にパブリッシングしていく方針を明らかにした。

『Residual』は2021年秋、PC(Steam)/Xbox Series X|S/Xbox Oneおよび海外PlayStation 5/PlayStation 4/Nintendo Switch向けに発売予定だ。