元Crystal Dynamicsクリエイティブ・ディレクターのShaun Escayg氏は4月20日、Naughty Dogに所属を移したことを発表した。Escayg氏は直近ではスクウェア・エニックスより発売された『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ) 』を手がけたことで知られる人物。Crystal Dynamics移籍前にはNaughty Dogにて『アンチャーテッド』シリーズに関わっており、このたびは古巣に戻ったかたちとなる。
Escayg氏はもともと映画・アニメーション業界にてディレクター/アニメーターとして活動したのち、2011年にNaughty Dogへ入社。『The Last of Us』や『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』などに携わったのち、2017年の『アンチャーテッド 古代神の秘宝』ではリードクリエイティブディレクターを務めた。その後2018年にはNaughty Dogを退社し、新たにCrystal Dynamicsへ入社。『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ) 』プロジェクトにてクリエイティブ・ディレクターとライターを担い、ヒロインのひとりカマラ・カーンのシングルプレイヤーキャンペーンシナリオなどを手がけた。
Crystal Dynamicsには3年間在籍したのち、ふたたびNaughty Dogへカムバックすることとなったようだ。Naughty Dogでの役職について正式には明かされていないものの、Twitterのプロフィールには「Creative Director/ Writer」と記されている。新たな作品でもシナリオやディレクション部分を担当する可能性は高そうだ。同氏のNaughty Dog復帰についてはスタジオの公式Twitterでも触れられており、歓迎の言葉で祝福されている。一方、ファンから「『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ) 』はどうなるのか」と尋ねられると、Escayg氏は同作について「心配することはありません」と伝えている。
Naughty Dog の動向については、現在複数プロジェクトが進行中であることがNeil Druckmann氏より3月にツイートされた。Escayg氏がどのプロジェクトに携わるかはまだ不明ながら、往年のスタジオファンはふたたび同氏の手による作品を楽しむことができることだろう。