内臓弾けるオールドスクールFPS『The Citadel』大型アップデート配信。日本語対応UIやゴア表現のオン/オフが実装


国内の個人ゲーム開発者doekuramori氏は4月15日、オールドスクールFPS『The Citadel』の大型アップデート「The Citadel 2.0: Major Release」を配信した。『The Citadel』の対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は1520円。また、今回のアップデートにより日本語UIにも対応した(ゲーム内メニュー画面左から英語・日本語の切り替えが可能)。敵AIが強化され、難易度を細かく調整できるようになっている。Steamでは体験版も配信されており、そちらでは全6エピソード中、最初のエピソードを遊ぶことができる。 
 

 
『The Citadel』は『DOOM』や『Wolfenstein 3D』、『Marathon』といった90年代の作品から影響を受ける、2.5Dのシングルプレイ専用FPS。本作の舞台である巨大要塞(シタデル)ではサイボーグの少年/少女たちが「眠れる神」に支配されている。完全な生身にして最良のバトルシスターである主人公は、七天使を開放し眠れる神を倒すために立ち上がる。 

本作は、オールドスクールなFPSのフォーマットを踏襲しつつ、ガンプレイはリアル寄り。リロードはもちろん、上下左右の照準、ADS射撃といった要素も盛り込まれている。敵をノックバックさせる蹴りを入れたり、二足歩行のメックに乗り込んだりすることも可能。オートライフルやSMG、ショットガンなど14種類の武器が存在し、それぞれにサブの射撃モードが用意されている。さらに銃弾は重力で落下し、ヒットスキャン(即着)ではなく、弾速が存在するプロジェクタイル式である。オプションでリーンや武器のジャムなども有効にできる。敵の兵士を倒すと叫び声をあげ、内臓や四肢が飛び散るアニメ調のゴア表現も特徴だ。 
 

 
「The Citadel 2.0: Major Release」では、主にオプションとしての機能が追加されている。弾痕の表現などのほか、ゲームパッド向けに武器ホイールが追加されているようだ。日本語UIやゴア表現のオン/オフなど、ゲームの雰囲気を大きく変えるものについては、任意で変更可能だ。パッチノートは以下のとおり。 
 

 
・新たな難易度のオプションとカスタマイズ(攻撃の激しさ、敵の体力、敵の聴力) 
・AIの改善 
・敵のライフバー(オプション) 
・FOVスライダー 
・新たな解像度オプションとして4K120Hzまでサポート 
・ピクチャーインピクチャーADS(オプション) 
・Xinputコントローラーをサポート 
・武器の揺れ 
・弾痕と血のデカール 
・スライディング、回し蹴り、ドロップキック 
・いくつかのプロジェクタイルへスプラッシュダメージを追加 
・火炎放射器とディーゼルガンを強化 
・ミニマップとマップの拡大・縮小機能 
・グレネードを投げ返す機能 
・グレネードのインジケータ― 
・新たなメニューUI 
・日本語対応UI(オプション) 
・新たなHUD(オプション) 
・武器ホイール 
・スムーズなリーン 
・アンロード 
・キルマーカー(オプション) 
・落としたクリップとカートリッジから弾薬を回収可能に 
・新たなチュートリアル 
・弾薬の所持制限 
・ゴアを表示しないオプション 
・デブリ/オブジェクトが消えるまでの時間を変更するパフォーマンスオプション 
・最適化とバグ修正 
 

 
上記の変更点からわかるとおり、今回の大型アップデートでは、弾痕のデカールを表示したり、チャンバーから弾を抜いてアンロードしたりとガンプレイが強化。ピクチャーインピクチャーADSは、倍率スコープ覗き込み時にスコープ内だけズームされる演出ということだろう。『The Citadel』はSteamにて1520円で配信中だ。