アニメファンタジーRPG『Cris Tales』7月20日発売へ。Nintendo Switch版は日本向けでも発売のサプライズ発表
パブリッシャーのModus Gamesは『Cris Tales』を7月20日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox OneおよびStadia。Nintendo Switch版は国内向けにも発売される。ただし、国内Nintendo Switch版の発売日は2021年夏と、まだ具体的な日程は決まっていないようだ。Steamストアページによると、本作は日本語字幕/UIに対応する。
『Cris Tales』は、アニメテイストなファンタジーRPGだ。主人公は、孤児の女の子Crisbell。本作の世界では、Time Empressと呼ばれる女帝による支配が進んでいる。時間を操る能力を持つTime Mageである主人公のCrisbellは、野望の阻止に向けて旅に出ることとなるのだ。
『Cris Tales』はさまざまな点でユニークな要素が取り入れられている。たとえば街の探索においては、過去・現在・未来の様子が同時表示される。コンパニオンキャラクターであるカエルのMatiasを使うことで、過去や未来の世界にインタラクト可能なのだ。そこで得た情報などを攻略に役立てていこう。
戦闘はターン制バトルを採用。キャラクターの行動順が画面上部に表示され、攻撃やスキル、アイテム使用などを選択してバトルをおこなう。攻撃や防御時にタイミングよくボタンを押すことで追加効果が得られる。またバトルにおいても、Crisbellの時間を操る能力を使用可能。たとえば敵を過去の世界に送ると、そのキャラクターは幼くなることで力は弱くなり、代わりに俊敏になる。敵によって過去・未来でどのように変化するのかは異なり、戦略的に時間操作することが求められるのだ。
本作の開発を手がけるのは、コロンビアのデベロッパーDreams Uncorporated。スタジオSYCKと共同開発を進めている。体験版の配信や幅広いプラットフォームに対応させるなど精力的な動きが目立っていた。もともとは2020年11月発売予定であったが、品質向上のため延期。2021年7月の発売が発表されていた。はれて7月20日に発売されることが決定したようだ。
嬉しいのはNintendo Switch版が国内発売される点だ。本日放送されたIndie World 2021.4.15で、日本でリリースされることが告知された。『Cris Tales』の開発陣は、日本作品に影響を受けていることを公言している。『クロノ・トリガー』や『聖剣伝説2 SECRET of MANA』『ファイナルファンタジーIV』『ブレイブリーデフォルト』『スーパーマリオRPG』など日本のRPG作品からインスピレーションを受けながら、カラフルな手描きグラフィックにて制作された。ユーザーにとっても開発者にとっても、日本のリリースは感慨深いものがあるだろう。PS4版やXbox One版の国内発売はどうなるのかについても、注視しておきたい。
『Cris Tales』は、7月20日発売予定。PC(Steam/GOG.com/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox OneおよびStadiaにてリリース予定だ。国内Nintendo Switch版は2021年夏配信である。