『Age of Empires IV』2021年秋リリースへ、日本語にも対応。イギリスやモンゴルなど4つの文明が明らかに


マイクロソフトは4月11日、『Age of Empires IV』の発売が2021年秋となることを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Windowsストア)で、Xbox Game Passにも対応。Steamのストアページによれば、日本語字幕とインターフェースに対応する。『Age of Empires IV』は2017年に発表された、リアルタイムストラテジー『Age of Empires』シリーズの最新作。
 

 
『Age of Empires IV』はローンチ時に8つの文明を収録。現時点では、うち4つの文明が発表されている。中国は偉大な建築様式と火薬による軍事力を兼ね備えた文明だ。火槍を装備した騎兵を利用できるほか、近くの建物から金を集める独特のユニットを利用可能。強靭な経済力を背景に築かれた要塞による鉄壁の守りを誇っている。また、「王朝」を中心に据えたシステムも中国の特徴。すべての時代のランドマークを建築可能な能力を利用し、同じ時代からふたつの建造物を選択すると、独自のボーナスや建造物、ユニットを利用できる王朝が有効化される。たとえば唐王朝は探索、宋王朝は人口増加に強い。元王朝は食料増加のほか穀倉建築と火槍ユニットを利用可能で、明王朝はパゴダ建築や擲弾兵ユニットを利用できる、といった具合だ。
 

 
デリースルタン朝は技術進歩に長ずる文明だ。軍事面では、特に歩兵を通じた防衛に長けている。さらに大きな特徴として、戦闘に際して「ゾウ」を使役することが可能。近距離でも破壊的なダメージをもたらすほか、背中に射手の塔を載せて遠距離でも威力を発揮する。また僧侶タイプのユニットである「学者」は、研究や技術のグレードアップ速度を高める能力を有している。デリースルタン朝は技術のアップグレードに際してコストがかからない。初期からモスクを利用して学者を増やし、スピーディな技術成長を見込むことができる。
 

 
イギリスは城塞や弓兵など独自の強みを擁する文明だ。イギリスの軍は城同士のネットワークで形成される。町の中心・前哨基地・塔・城塞は敵が近づくと警報を発し、近くの部隊や防御施設に発砲を促し、連携して攻撃するのだ。砦ではすべてのユニットを生産することができるという。また通常の弓兵より強力なロングボウマンは大幅なアップグレードを利用可能。装甲アップグレードが可能な歩兵ユニットも存在する。イギリスの村人は経済を生み出すためにも重要な役割を発揮するほか、弓矢による軽度の戦闘能力を有しているという。早期に農場を建設し、食料で国力を増強できる点も有利なポイントだ。
 

 
モンゴルはヒットエンドランを得意とする文明。移動能力を備えた遊牧民であり、騎兵ユニットや厩舎、前哨基地を早期から利用できることで、高い機動力を活かした発展が可能となっている。強力な弓騎兵であるマングダイや鏑矢を放てるカーンなど、一撃離脱戦法に長けたユニットを利用することが鍵となるようだ。また農場を作らない代わりに牧草地が存在し、羊の生産が主な食料源となる。建築としては石を採掘する「オボー」でユニットを増産し、研究を進めることが可能。また「オルトー」により駅伝式のネットワークを構築し、前哨基地を張り巡らすこともできる。常に資源を求めて拡大しているため、ダイナミックにマップを動き続けることもモンゴルの特徴といえるだろう。

このほかキャンペーンが4本収録されることが明かされており、そのうちのひとつがイングランドのノルマンキャンペーンであることが発表されている。プレイヤーはウィリアムオブノルマンディーとして、イングランド征服に臨む激しい戦いに挑むのだ。このほか、海戦も本作の要素として収録されることが明らかになっている。
 

 
なお『Age of Empires IV』情報以外にも、過去作のDefinitive Editionにおける拡張が発表。『Age of Empires II: Definitive Edition』においては東ヨーロッパを舞台とするDLC「Dawn of the Dukes」が発表されたほか、既存キャンペーンをふたりでプレイできるようになるCo-opモードの実装予定が明らかに。また、『Age of Empires III: Definitive Edition』では現地時間4月13日からアメリカ合衆国が追加され、5つの州のチャレンジを達成することで無料で入手できる(ストアで購入も可能)。また今後はアフリカを舞台にプレイすることができるようになるとの予定も発表されている。

『Age of Empires IV』は2021年秋、PC向けにSteam/Windowsストアにてリリースを予定している。