『モンスターハンターライズ』マカ錬金に関する不具合を公式が認める。護石ガチャに悩まされるプレイヤーたちの報告


カプコンは4月8日、『モンスターハンターライズ』にてマカ錬金に関する不具合が発生していると周知した。一部ユーザーにおいて、マカ錬金をおこなった際に一定順序で同じ護石が排出される事象を確認したという。本事象については原因究明に向けて検証中。今後の対応はあらためて報告されるとのことだ。

マカ錬金は、さまざまなスキルが発動するアイテムのひとつである「護石」を生成する錬金システムだ。モンスターの素材や一部のアイテムなどを材料として、里の雑貨屋、あるいは集会所のギルドストアでオーダーできる。錬金方法にはいくつかの種類が存在し、ゲーム進行(ハンターランクの上昇)によって徐々に解放されていく。そしてゲーム後半で解放される錬金方法ほど、より良いものが入手できる可能性が高くなっている。


このマカ錬金は過去作にも登場しており、シリーズファンの間ではシリーズ共通のエンドコンテンツのひとつとして認識されている。というのも、マカ錬金を利用して生成される護石の性能はランダムで決定されるからだ。護石は攻撃・防御・氷耐性といったスキルやスキルポイント、スキルを自由に付与できる装飾品の着脱箇所となる「スロット」の3要素が抽選されたうえで排出される仕組み。そのランダム性ゆえに、通称“錬金ガチャ”“護石ガチャ”などと呼ばれている。

なお本作には、特定のスキル一覧から生成したいスキルを選択する錬金方法も存在する。ただし、スキルを指定せずに完全ランダムで生成する錬金方法の方が、より強力な効果を持つ護石を排出しやすい。


本作発売から約2週間。高難度クエストをこなして、自身が求めるスキルを備えた武器・防具を作成済みのハンターの中には、さらなるステータス向上を目指してひたすらマカ錬金をおこなうものも少なからずいたようだ。そんなハンターたちのコミュニティ内で、完全ランダムの錬金方法を指定したにもかかわらず、一定の順序で同じ護石がループして排出されたとの報告が挙がっていた。その事象が複数件見受けられたことから、錬金システムに何らかの不具合があり、護石の抽選が固定化されているのではないかと推測されていたわけだ。

今回の周知は、そのマカ錬金に関する一連の流れをカプコン側が認知した後、公式に同事象が確認できたということだろう。周知内容によると、すでに原因究明に向けて検証が進められているとのこと。自身のデータで同事象が発生しているユーザーは、今後の続報を待ってほしい。