茶農園運営シム『Two Leaves and a bud – Tea Garden Simulator』Steamにて今月早期アクセス配信へ。お茶の栽培から製品の製造までを体験

 

デベロッパーのFlying Robot Studiosは4月7日、現在開発中の茶農園運営シミュレーションゲーム『Two Leaves and a bud – Tea Garden Simulator』について、Steamでの早期アクセスを海外時間4月14日に開始すると発表した。
 

 
『Two Leaves and a bud – Tea Garden Simulator』は、アジア最大という茶農園Chengmariの協力を得て開発中の、茶農園運営シミュレーションゲームだ。同農園をイメージした環境を舞台に、茶葉の栽培から製品の製造までをおこなう。最終的に作れるお茶は、緑茶・紅茶・抹茶・ウーロン茶・プーアル茶・ホワイトティーなどさまざま。Chengmariが製造しているCTC Teaにも対応するようだ。

本作では複数のお茶の品種が用意されており、それぞれの長所・短所を見極めながら選択。そして栽培する土壌を調査し、求める品質のための改善をおこなったのちに栽培を開始する。ゲーム内では時間や天候の変化が表現されているほか、害虫や疫病が発生することも。実際の農作業と同じように、予期せぬ出来事への対応が日々求められるという。
 

 

 
茶葉の収穫は、手摘みと機械摘みから選択可能。機械を使うと効率は良いがコストがかかる。ここでは、新芽だけを摘み取るのかなど、摘採する葉まで選択でき、作るお茶の種類に合わせて選ぶことになるという。そして専用の設備にて、萎凋・揉捻・酸化発酵・乾燥といった作業を順におこない、目的のお茶に仕上げていくのだ。各作業には人手が必要であり、そのコストやワークスケジュールの管理も求められる。

そうして完成したお茶に対してはテイスティングテストがおこなわれる。複数の香り成分などから評価が下り、改善のためのアドバイスを受けることとなるのだ。たとえば、萎凋をおこなう機械では温度やエアフロー、水分量を任意に調節できるため、ちょっとした違いが味や香りに影響するのだろう。完成したお茶は競りを通じて価格が決定し、売却することができる。
 

 
早期アクセス開始時点では、5種類の農園と8種類の機械設備を収録予定。また、リプレイ性に繋がるいくつかのチャレンジ要素も用意されるとのこと。そして半年から1年をかけてさらに開発を進める中で、さらなる設備や気候条件、異なる文化に対応する作業技術などのコンテンツを、コミュニティからのフィードバックも参考にしながら追加していく計画となっている。

『Two Leaves and a bud – Tea Garden Simulator』は、PC(Steam)にて海外時間4月14日に早期アクセス配信予定だ。