ネズミのターン制ピンボール戦略アクション『Beast Breaker』発表。人気パズルゲーム『THREES』の開発者が手がける

デベロッパーのVodeo Gamesは4月7日、ターン制アドベンチャーゲーム『Beast Breaker』を発表した。対応プラットフォームはPC（Epic Gamesストア）およびNintendo Switchで、2021年夏に配信予定。

『Beast Breaker』は、小さなネズミの騎士Skipperを主人公に、ターン制バトルを楽しめるアドベンチャーゲームだ。本作の世界は、すべてを破壊しようと暴れまわる巨大なモンスターたちの脅威にさらされており、Skipperは罪のない人々を救うためモンスターと戦う。

本作のバトルは、プレイヤーによる戦略と、ピンボール風のアクションを組み合わせたスタイルになっているという。公開されたトレイラーでは、クモのような姿をした巨大モンスターにSkipperが突進。脚の曲面を滑るようにして身体の隙間に飛び込んで、反射するように跳ね返りながら次々に攻撃を叩き込んでおり、確かにピンボールの玉のような動きである。

上のスクリーンショットでは、プレイヤーの体力やAPと思しき表示に加え、具体的な攻撃アクションが複数並んでいる。表示されている数字は、必要コストや攻撃力だろうか。攻撃時には、これらの攻撃アクションから選択し、任意の角度でSkipperを敵に向かって打ち出して、あとはその攻撃の様子を見守るのだという。

モザイクのようなパーツで構成されたクモの身体には、数字の書かれたコア部分と、それを守る外装部分が存在。外装を剥がしてからコアを攻撃し、体力を削っていくことになるようだ。また身体の一部には、ボーナスアクションが割り当てられたパーツも確認できる。ここにSkipperをヒットさせると、特別なアクションが発動するのだろう。選択した攻撃アクションを最大限活かすためには、どの角度でSkipperを突進させるのかが重要となりそうだ。

ゲームはヘキサタイル状のマップを進みながら進行する模様。マップ画面では、敵がいたり特別なステータス変化が及んだり、あるいは何らかのアイテムが配置されたタイルが存在することが分かる。また、アイテムクラフト要素や、コンパニオンキャラクターの存在も確認できる。

冒険を進める中ではさまざまなキャラクターと出会うこととなり、Skipperを手助けしてくれるという。たとえば、装備品をクラフトしてくれたり、新たなバトルスタイルを授けてくれたり。さらには、本作の世界を破滅させようとするモンスターたちの起源について教えてくれる者もいるかもしれないとのこと。

本作の開発元Vodeo Gamesは、人気パズルゲーム『THREES』を手がけたAsher Vollmer氏が新たに設立したスタジオだ。同スタジオでは、手軽に始めることができる一方で奥深さも兼ね備える、小規模ながら夢中になれる作品を毎年1本リリースすることを掲げており、本作がその第1作目となる。

『Beast Breaker』は、PC（Epic Gamesストア）/Nintendo Switch向けに2021年夏配信予定だ。Nintendo Switch版の日本でのリリースについては現時点では不明である。