プラチナゲームズは4月1日、シューティングゲーム『ソルクレスタ』の発売が決定したとして、アナウンストレイラーを公開した。
『ソルクレスタ』は、合体シューティングゲーム『ムーンクレスタ』『テラクレスタ』の魂を受け継いだ新作とのこと。『ムーンクレスタ』は、かつて存在したデベロッパー日本物産が手がけ、1980年にアーケードで稼働開始した縦スクロール・シューティングゲームだ。『テラクレスタ』も日本物産による作品で、続編として1985年リリース。特徴の異なる複数の機体を同時に操作し、フォーメーションを組んだり、ドッキングしてパワーアップできる独特のシステムを採用している。
今回発表された『ソルクレスタ』は、2020年の4月1日に初めて披露。『ムーンクレスタ』『テラクレスタ』を含む多数のアーケードゲームの移植を「アケアカ」として展開しているハムスターとのコラボレーション企画であることが明かされていた。トレイラーでは、「ネオ-クラシック・アーケードシリーズ第1弾」として、Nintendo Switch/PS4/Steam向けに開発中だとしている。発売日は未定。
4月1日の発表ということで、現時点では『ソルクレスタ』は実在する作品なのか、それともエイプリルフールのジョークなのか何ともいえない。ただ、公開されたゲームプレイ映像は、シリーズの特徴を受け継いだ本格的なものとなっている。またプラチナゲームズの公式サイトでは、『The Wonderful 101: Remastered』や『プロジェクト G.G.』、そして同社の東京スタジオの開設に続く発表として掲載されている。
プラチナゲームズというと、2017年の4月1日には『BAYONETTA(ベヨネッタ)』をもとにしたミニゲーム『8-Bit Bayonetta』をSteamにてリリースし(現在は配信終了)、『ベヨネッタ』のPC版の発売を予告したことがある。単なるジョークでは終わらせない前例があるため、『ソルクレスタ』についても期待がかかるところだろう。現在鋭意開発中とのことで、続報があることを望みたい。また、本作は「ネオ-クラシック・アーケードシリーズ第1弾」とされていることから、今後の展開にも注目が集まる。
【UPDATE 2021/4/2 13:40】
プラチナゲームズは4月2日、『ソルクレスタ』をNintendo Switch/PS4/PC(Steam)向けに、2021年内に発売すると発表した。「エイプリルフールではありません!」とのことで、実際に開発が進められていたようだ。