大量ゾンビ討伐FPS『Back 4 Blood』延期。ローンチ時の完成度を高めるには、まだ時間がいる
ゲームスタジオTurtle Rock Studiosは3月26日、『Back 4 Blood』の発売を延期すると発表した。同スタジオは、ローンチ時に可能な限り完成度の高いゲームにすべく開発に取り組んでいたが、それを実現するにはまだ時間が必要と判断。延期を決断したようだ。もともとは2021年6月22日にグローバル発売される予定であったが、2021年10月12日へと延期される。4か月近くの先延ばしとなる。ワーナーゲームからも、国内向けに延期の案内が出ている。
『Back 4 Blood』は、『Left 4 Dead』を手がけたTurtle Rock Studiosの新作FPSだ。舞台となるのは、人類の多くが殺人的な寄生虫デビルワームに感染した世界。デビルワームはリデンと呼ばれるゾンビを生み出す。人類はこの寄生虫とゾンビに苦しめられ、そのほとんどが姿を消した。プレイヤーは、寄生虫に立ち向かうクリーナーとなり、寄生虫の原因とされるリデンに立ち向かう。
協力型のゾンビマルチプレイというジャンルに、新たな要素を加えながら原点回帰すると謳い開発されてきた同作。ゲームモードとしては、最大4人で協力可能なストーリーモードが用意されている。オンラインマルチのほか、コンピューター3体と共にシングルプレイで遊ぶことも可能。そのほか、最大8人プレイ対応の協力モードや対戦モードといったコンテンツも用意されている。
昨年末の発表時から、アルファテストを実施しバランス調整がはかられてきた。テストプレイを体験したユーザーやメディアを介して、ゲーム内容が判明してきている。たとえば、デッキ・カードシステムが導入されることが伝えられている。デッキシステムを加えることで、ランダム要素を織り交ぜリプレイ性を高めるような狙いだという(Back 4 Blood Japanコミュニティ)。IGNではキャンペーンのプレイの様子なども動画で公開されている。テスターによる前評判も上々であるが、発売時点で完成度の高いゲームにするべく、延期が決断されたようだ。
『Back 4 Blood』は、10月12日にPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに発売予定。今夏にはオープンベータテストも実施されるようだ。