オープンワールドサバイバル『Valheim』売上600万本突破。大型アップデート「炉床と家」の開発も始まる
Iron Gate Studioは3月19日、『Valheim』の販売本数が600万本を超えたことを発表した。Steamのニュースでは、これからのアップデートについて述べられている。バグの修正は一段落ついたため、大型アップデート「炉床と家」の開発に取り組むとのことだ。
『Valheim』はヴァイキングや北欧神話からインスパイアされたオープンワールドサバイバルゲームだ。舞台は北欧神話の世界「Valheim」。戦いで命を落としたヴァイキングの魂がここへ召喚される。プレイヤーは野生動物や神話の怪物が住むこの世界で、家を建て道具をクラフトしてサバイバル生活を送る。マップの各地にはボスを召喚する祭壇が存在する。彼らを倒すと、重要なレシピが開放される。さらに強力な武器装備を作り、難易度の高いエリアを攻略するのだ。
本作は2月3日の早期アクセス配信開始から口コミを中心に話題を呼び、同時接続プレイヤー数としてはピーク時には50万人がプレイするヒット作となった。Steamのユーザーレビューも極めて高く、3月22日13時時点で「圧倒的に好評」を維持している。オンラインCo-opにも対応しており、最大10人までの協力プレイが可能で、3から5人でのプレイが推奨されている。自宅をリフォームしたり、増築したりする建築要素もユーザーから好評。サバイバルゲームにありがちな飢えで死ぬ要素はなく、ゆったりと遊ぶことが可能だ。
Steamニュース記事では、Iron Gate Studioは最初の大型アップデートである「炉床と家」の開発に取り組む準備が整ったとも述べている。同スタジオは、早期アクセス配信を開始してからは、バグの修正やバランス調整へ取り組んできた。現在もアップデートを用意しており、Valveの承認を待っているという。とはいえ、ローンチ後のプレイテストやバグ修正は落ち着いてきたため、大型アップデート「炉床と家」に開発時間を割けるようになったとのこと。
炉床と家は『Valheim』の最初の大型アップデートになる。PC Gamerのインタビューによると、このアップデートでは拠点周りへ焦点を当てるようだ。拠点では眠るだけでなく、料理や農業をして、蜂蜜酒も醸造できる。「炉床と家」はこれらの要素を拡張するアップデートになり、料理のレシピと食材の準備に焦点が当てられるだろうとのこと。栽培できる農作物や、調理器具の種類が追加されるかもしれない。建築ピースも追加される予定だ。建設の楽しみも、さらに広がるだろう。
前出のSteamニュースの記事には、ちょっとしたティザー画像も添えられている。屋根の上にカラスがとまっている画像だ。これはゲームの案内役であるワタリガラスのフギンにも見える。北欧神話では、フギンには片割れのムニンがいる。ムニンの追加については、2021年のロードマップ内で、「もしもオーディンが望むなら」とほのめかされていた。
『Valheim』は、PC(Steam)向けに2050円にて早期アクセス配信中だ。