ホラーゲーム体験版集「The Haunted PS1 Demo Disc 2021」3月中に配信へ。和ホラー『散歩』などPS1風グラ25タイトルを収録


ホラーゲームコミュニティThe Haunted PS1は3月15日、PS1時代のような(今となっては)低解像度の3Dグラフィックで制作されるホラーゲームの体験版集「The Haunted PS1 Demo Disc 2021」を、この3月24日に配信すると発表。それから本日3月19日にかけて、収録予定の計25タイトルを明らかにした。本稿では、その中からいくつかピックアップして紹介する。


東京に拠点を置くKazumi Game Studiosは『散歩 Walk』を出展。いわゆるJホラーをテーマにしたホラーゲームであり、主人公は学校から帰宅中の女の子。服装からは小学生のように見える。女の子は夜の住宅街にて家路を急ぐ中で、不気味な人影に遭遇。画面の隅には「逃げて」「隠れろ」「Don’t be seen(見つかるな)」といった文字が現れる。実写を加工したと思しき街のビジュアルと、ローファイなグラフィックで描かれる女の子が絶妙にマッチし、恐怖感を引き立てている。

Negative Entitiesの『The Lunar Effect』は、『バイオハザード』や『サイレントヒル』のアートスタイルから影響を受けて開発中のサイコロジカルホラーゲームだ。見知らぬ屋敷にて目を覚ました主人公は、誰もいない屋敷内に閉じ込められた状態にあり、脱出する方法を求めて探索。この中では、さまざまなパズルや困難が待ち受けており、やがてこの屋敷の住人に何が起こったのかを知ることになる。

『The Lunar Effect』
『Risu』


『Risu』は、Ryan Trawick氏が手がける短編ホラーサバイバルゲーム。主人公の女の子Risu Ishikawaは母親の死後、それまで疎遠になっていた父親のもとで暮らすことになるが、彼女の新たな家には未知のダークな存在が潜んでいた。本作にてプレイヤーはRisuを操作し、謎の存在から逃れつつ、探索にてアイテムを探したりパズルを解きながら、絶え間なく変化する悪夢のような空間からの脱出を目指す。ちなみに、ステージは日本の環境を意識してデザインしているそうだ。

Korpusが手がける『JANITOR BLEEDS』は、古いゲームセンターを舞台にするホラーゲームだ。主人公は、「JANITOR」と呼ばれる謎のゲームに引き寄せられるようにしてプレイを始めるが、ゲーム内の出来事が現実世界に影響を及ぼしていることに気づく。そして、呪われたゲーム筐体により命を脅かされる状況にまで陥り、生き残るためにはゲームをプレイし続け、ゲーム内と現実世界にてパズルを解いて道を切り開かなければならないという。


ホラーゲーム体験版集「The Haunted PS1 Demo Disc 2021」は、今年3月24日に配信予定。「Demo Disc」とされているが、物理ディスクを配布するわけではなく、昨年の同企画と同じくitch.ioにて配信するものと思われる。本稿で紹介したタイトル以外にも多数の作品が収録予定となっているため、ホラーゲームやPS1風グラフィックが好きな方は、以下の公式Twitterアカウントをチェックしておこう。