『マインクラフト』最新スナップショットにて「Lush Caves(緑豊かな洞窟)」追加。ツツジ咲き乱れる地下の秘境


Mojangは3月11日、『マインクラフト』Java版において最新スナップショット「21W10A」を公開した。レンダリングエンジンがOpenGL Core 3.2に変更されたほか、新たなバイオームとして「Lush Caves(緑豊かな洞窟)」が追加されている。 

レンダリングエンジンが変更される理由について、開発者のSeargeことMichael Stoyke氏がTwitterで説明。古いシステムをサポートし続けることと、レンダリングしやすくエンジンを改良することの双方を両立できるためだと語っている。また、古いmac OSXシステムで動作することも決め手のひとつのようだ。ただしOpenGL Core 3.2の採用により、必要最小システム要件が引き上げられている。これまでギリギリの環境でプレイしていた人はゲームを遊べなくなる可能性があるため、いまいちど要件をチェックしておくといいだろう。
  

*OpenGL Core 3.2採用により利用可能となったシェーダー。 

 
Lush Cavesは地下に生成される新たなバイオームだ。現時点では自然発生はせず、カスタムワールドをクリエイトし訪ねることができる。地面や天井に緑が生い茂り、秘境感あふれる環境が特徴だ。また上から下がる植物には、バージョン1.17で新たに追加される植物グロウベリー(光るベリー)が繁茂している。食料として確保できるほか、植えたときにつるの茎・先端がそれぞれ明るさレベル14・10程度の光を放つ。おおむね松明と同程度の光源として活用することができそうだ。またアザレア(ツツジ)の植生が広がっており、いたるところで花を咲かせる様子を見ることができる。アザレアの木はLush Cavesに根を張ることを好むため、地上または地下でアザレアの木を見かけたときは付近にLush Cavesが広がっている目印になるとのこと。 
 

 
また大型拡張Caves and Cliffsに向けた岩・鉱石関連のアップデートも続いている。新たな建築材料として、ひび割れた深層岩レンガとひび割れた深層岩タイルが追加。また深層岩の丸石から深層岩を精製できるようになった。また地下の最深部に見られる化石は、石炭ではなく深層岩ダイヤモンドとともに生成されるようになっている。さらに、深層岩や一部の鉱石のテクスチャは引き続き改良を進めているようだ。 

鉱石の分布についても修正が続けられており、山岳にてエメラルドがより多く採れるようになった。ラピスラズリの採掘できる量も増加している。逆に、銅・金・レッドストーンについては産出量が少なくなってようだ。ダイヤモンドは塊での生成サイズが小さくなり、全体量は減少。ただし発見できる頻度はより高くなっているという。鉄も産出量が減り、より地下深くで見られるようになる。地表に露出した石炭は数を減らしているとのこと。 
 

前回/最新スナップショットにおける鉱石テクスチャの比較。

 
このほか避雷針が浸水しても使えるようになったほか、スライムを召喚できる最大サイズが128になるなど、さまざまな変更が加えられている。詳細は公式パッチノートを確認してほしい。『マインクラフト』バージョン1.17「Caves and Cliffs」は2021年に配信予定だ。