ハイスピードACT『SANNABI: The Revenant』発表。義手から繰り出すチェーンフックを駆使し、ステージを飛び回り敵を葬れ

 

パブリッシャーのNEOWIZは3月10日、WONDER POTIONが手がける2Dアクションゲーム『SANNABI: The Revenant』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。


『SANNABI: The Revenant』の主人公は、伝説的な存在として知られる退役軍人の男。ある日彼は、最後の仕事としてとある依頼を引き受ける。それは、腐敗した複合企業によって支配されている巨大都市MAGOに潜入すること。このハイテク都市では、24時間前に突然大停電が発生したのち、すべての市民が姿を消すという不可解な事件が発生。今回の任務では、この事件の背景を探ると共に、SANNABIと呼ばれている謎の存在を捕らえることが目的となる。

本作はサイドビューの2Dアクションゲームで、主人公の義手から繰り出すチェーンフックを駆使したゲームプレイが大きな特徴となる。チェーンフックはステージ内の移動や敵への攻撃などに利用可能。今回公開されたトレイラーでは、天井にフックを刺してスイングしながら、トラップを飛び越えていく様子が見られる。トラップは床や壁に設置されているほか、移動するビームなども存在。適切な場所にフックを刺してトラップを避けて進むパートは、本作のゲームプレイの中心のひとつになるようだ。


チェーンフックはスイングするだけでなく、特定のオブジェクトにチェーンフックを刺して身体を引き寄せた場合には、一瞬時間がスローになり任意の方向に向かってジャンプできる模様。トレイラーではこの技を使い、トラップで囲まれた細い通路を着地することなく進んでいく、スピード感あるプレイを確認できる。

また、ステージには敵となるキャラクターやタレットなども登場。これに対してもチェーンフックが活躍する。敵にチェーンフックを刺して突進すると撃破でき、そこから上述した技にて任意の方向にジャンプ可能だ。トレイラーでは、ステージ内を縦横無尽に飛び回り、敵を連続して倒していくスタイリッシュなアクションが披露されている。敵の中には盾を装備している者もおり、これに対しては、上手く背後を取る必要がありそうだ。


ゲームを進める中では、Mariという名のおしゃべりな女の子に出会う。彼女は天才ハッカーであり、ロックされたドアを開けたり、敵の弱点を教えてくれたり、また入手した情報の暗号を解除してくれたりと、主人公の助けになってくれる。そして彼女は、今回の任務の最大の目的である、SANNABIを見つけるためのカギでもあるという。

『SANNABI: The Revenant』は、PC(Steam)向けに開発中。本作を手がけるWONDER POTIONは現役大学生5人によるチームで、本作が初めてのプロジェクトになるそうだ。Steamでは、海外時間3月11日から18日にかけて体験版が配信予定となっているため、興味のある方は試してみてはいかがだろうか。