大砲製造シム『Cannon Foundry Simulator』発表。砲身の鋳造から砲車の組み立てまでを体験、試射も可能

大砲製造シム『Cannon Foundry Simulator』発表。『Cannon Foundry Simulator』は、砲身の鋳造から砲車の組み立てまでを体験するゲームだ。試射も可能。

パブリッシャーのPlayWayは3月6日、大砲製造シミュレーションゲーム『Cannon Foundry Simulator』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。


『Cannon Foundry Simulator』は、大砲をいちから製造するシミュレーションゲームだ。プレイヤーは自らの工房を持ち、さまざまな種類の大砲を作ることができる。トレイラーでは数百年前のカノン砲を製造する様子が見られるが、新たな技術を導入し工房を発展させていく要素も存在するとのことで、ほかの時代の大砲も作れるかもしれない。

大砲を製造するにあたっては、まずカノン砲や迫撃砲、榴弾砲などの種類、大砲の全体のサイズや砲身の形状・長さ、また砲身の装飾といった、どのような大砲を作るのかという基本的な方向性を設定する。それが決まったら、実際の製造作業が開始だ。最初におこなうのは、砲身の鋳造である。プランに従って型を作り、そこに溶かした金属を流していく。素材は、鉄や銅、真鍮から選択可能。鋳造作業では温度管理などが求められ、失敗してしまうこともあるとのこと。


砲身の鋳造が成功すると、次は口径の設定だ。この時点では弾が通る砲腔が開いていないため、ドリルで開けることになる。この際、口径を大きくするとより大きな弾を撃つことができるようになるが、その分砲身の壁が薄くなるため、砲撃時の爆発で破損するリスクがあるという。そして砲腔を開けたら、砲身は完成である。

砲身を載せる砲車も作らなければならない。こちらも大砲の種類や用途によっていくつか種類があり、鋳造した砲身に合わせて選択し、各種金具や車輪など必要なパーツを組み込んでいく。そしてすべてが組み上がったら、好きな色に塗装し、ようやく大砲が完成だ。


完成した大砲は、城や戦艦などに向かって試射することが可能。射撃精度や飛距離、弾道、弾速などの性能を確認でき、その評価によって市場価格が決定する。本作では、製造した大砲を王様や軍人に売却することが最終的な目標なのだ。おそらく、売却で得たお金で工房をアップグレードできるのだろう。そして、また新たな大砲製造に挑戦することとなる。

『Cannon Foundry Simulator』は、PC(Steam)向けに開発中。配信時期は未定である。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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