Nintendo Switch向け街づくり電車SLG『A列車で行こう はじまる観光計画』体験版配信開始。データは製品版に引き継ぎ可能
アートディンクは3月8日、Nintendo Switch向け『A列車で行こう はじまる観光計画』について、体験版の配信を開始したことを発表した。体験版のファイルサイズは1.4GB。プレイしたデータは、製品版に引き継ぎ可能だ。
『A列車で行こう はじまる観光計画』は、35周年を迎える『A列車で行こう』シリーズの最新作だ。『A列車で行こうDS』『A列車で行こう3D』に続く、“箱庭系A列車”の系譜を受け継ぐ作品となる。プレイヤーは鉄道会社の社長となって鉄道運営や都市開発、銀行融資や株取引といった本格的な会社経営をおこない、鉄道を主体とした街づくりを体験していく。今作のキャラクターデザインは、『世界樹の迷宮』シリーズでもイラストを手がける日向悠二氏が担当している。
本作には「観光」というテーマが加わり、観光地開発による進化した街づくりが可能となった。山奥の城跡まで鉄道を敷いたり、寺院までバスのルートをつくったりと、他の街から観光地までのルートを繋ぐことで多くの観光客が呼び込める。この新要素によって、従来のビルが立ち並ぶ都市型の発展だけでなく、観光資源を活かした古く美しい街並みの観光都市を目指すこともできるようになったというわけだ。本作のシナリオモードには8本のシナリオを収録。「新幹線の開通で莫大な借金を負ってしまった街」「赤字続きの球団を有する鉄道会社が営む街」など、観光にまつわる諸事情を抱えた街が各シナリオの舞台となる。
本体験版では、序章シナリオ「はじまる観光計画」をプレイ可能。前作よりもぐっとかわいらしくなった新秘書など、愉快なキャラたちと共に鉄道運営や街づくりのいろはを学ぶことができる。同シリーズについては、パフォーマンスや操作性も気になるところだろう。ゲームを長時間プレイする上での操作性や、カメラのスムーズさ、車窓モード(一人称視点)時のパフォーマンスなど、多岐にわたる面を確認できる。チュートリアル部分も体験できるということで、同作が自分に合うゲームかどうかも確かめられることだろう。
ざっとプレイしたところでは、全般的にカメラ操作はかなりスムーズになっている印象だ。車窓モードのビジュアルついては、処理の多さの問題によりほかの作品には劣るものの、同シリーズの過去作との比較でいうと、『A列車で行こう3D』よりは進化している。操作面については、ボタン操作を意識したつくりになっている。長く遊びこむゲームなので、こうした点は長時間プレイに適しているかどうかで、評価が決まりそうだ。前述したように、遊んだデータは製品版に引き継ぎ可能なので、まずは体験版をダウンロードしてみるのがいいだろう。
『A列車で行こう はじまる観光計画』は、3月12日に発売予定。価格は税込7678円。予約販売も受け付け中である。