高評価RPG『Loop Hero』配信開始から1日で売り上げ15万本突破。Steamでは『Valheim』に次ぐ売れ行き

Four Quartersは3月6日、Steamにて配信中のRPG『Loop Hero』のプレイヤー数が、15万人を突破したと発表した。わずか1日で早くも大きな成功を得たかたちだ。

デベロッパーのFour Quartersは3月6日、Steamにて配信中のRPG『Loop Hero』のプレイヤー数が、15万人を突破したと発表した。この数字は、ほぼ売り上げとイコールであると考えられるだろう。本作は今年3月5日に配信開始しており、わずか1日で早くも大きな成功を得たかたちだ。


『Loop Hero』は、死神によって無限のループに陥った世界を舞台にするRPGだ。マップには、拠点であるキャンプを起点にぐるりと周回する道が自動生成にて用意され、主人公は自動的に進んでいき、また道中に現れる敵とのバトルも自動でおこなわれる。プレイヤーはその様子を眺めつつ、倒した敵がランダムにドロップする装備品の吟味および付け替えや、カードの配置をおこなうことになる。

カードは、マップ内に新たな環境や建造物、あるいは敵などを追加するためのもの。ループの道にさまざまな変化を与えることができるほか、主人公の強化も可能だ。戦略的に配置していくことで、強力な戦利品を入手できるチャンスが増加。そして一定数のカードを配置すると、ボスに挑むこととなる。カードはデッキビルド要素にもなっており、冒険を始める前には出現カードの組み合わせを選ぶこととなる。そのほか道中では資源も獲得でき、キャンプにて冒険に役立つ施設の建設や、主人公の新たなクラスをアンロックできる。


Steamの売り上げランキングを見てみると、本稿執筆時点で本作は、配信開始から約1か月で500万本を売り上げ話題の北欧神話オープンワールドサバイバルゲーム『Valheim』に次ぐ2位につけており、非常に好調であることが改めて確認できる。同時接続プレイヤー数もピーク時には5万人を超えており、これはSteam全体でも上位に入る数字だ。

また本作は、Steamのユーザーレビューにて95%が好評とする「圧倒的に好評」を獲得。メディアレビューでも高評価を得ており、一部に放置系ゲームプレイを取り入れながら、カードの配置を含むプレイヤーの戦略的な状況判断やクラフト要素など、奥深いメカニクスを組み合わせている点などが評価されているようだ。また、死神が作り出したタイムループを破壊し、混沌に落ちた世界を救うというテーマのもと描かれる物語も魅力となっている。


『Loop Hero』は、PC(Steam)向けに配信中だ。3月12日まで15%オフセール中である。本作は、架け橋ゲームズによるローカライズにより日本語表示に対応。なお、現時点では日本語のフォントは1種類のみとなっているが、今後のアップデートにて英語版などに存在するピクセルフォントが追加予定とのこと。本作の世界観やビジュアルにフィットしたフォントにてプレイできるものと期待される。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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