ローグライトACT『Revita』Steamにて早期アクセス配信開始。体力を捧げて強化しながら、ランダム生成される時計塔の頂上を目指せ
パブリッシャーのDear Villagersは3月3日、インディー開発者Benjamin Kiefer氏が手がけるアクションゲーム『Revita』の早期アクセスを、Steamにて開始した。価格は1520円で、3月11日までは10%オフの1368円で購入可能。
本作の主人公は、記憶をなくした名も無き少年。地下鉄の車内で目を覚ました彼には、遠く離れた時計塔を目指さなければならないという、漠然とした目的意識だけが残っていた。そして時計塔に到着した少年は、失った記憶についての答えを求めて塔の頂上を目指す。
『Revita』はサイドビューの2Dアクションゲームだ。駅に到着したら時計塔のエレベーターに乗り、部屋内の敵を殲滅してはひとつずつ階層を駆け上がっていく。そして最終階をクリアすると、また地下鉄に乗って、さらなる上層へと繋がるエレベーターのある駅へと向かうという流れ。最終階にはボスが待ち受けている場合もあり、時計塔の構造はプレイするたびにランダムに組み替えられる。
敵キャラクターは、浮遊しながら弾を撃ってきたり、急に突進してきたり、あるいは壁を這いながら攻撃してきたりと多種多様。ダメージを受けるトラップが設置された部屋もある。主人公の少年は武器に銃を持っており、敵やその攻撃をすり抜けられるダッシュや、壁を蹴ることも可能なジャンプなどのアクションも駆使して敵を倒していくのだ。
階層の中盤には、アップグレードアイテムであるレリックを入手できる部屋がある。たとえば攻撃力をアップさせたり、シールドを追加したり、あるいは銃で一度に撃てる弾の数が増えたり、ダッシュで敵にダメージを与えられるようになったりなど、ランダムに登場する。レリックの効果はさまざまであり、必ずしも有利になるものばかりではない。また、入手するには体力のハートを捧げる必要がある。
ほかにも、レリックなどを入手できる宝箱を開ける際や、上層に向かう列車内にいる鍛冶屋に所有レリックをアップグレードしてもらう時などにもハートを求められ、本作では体力の管理が肝となる。体力を減らしてでもアップグレードを優先するのか、バトルに備えて温存するのか。アップグレードすればバトルで有利になる可能性もあり、プレイヤーの腕前と相談した上でのバランスが重要だ。
なお、倒した敵がドロップするソウルを集めてゲージを溜めると、任意のタイミングで体力をハート半分ずつ回復させることが可能である。また敵を倒した際には、レリックもランダムでドロップすることがある。レリックを入手できる機会は比較的多く、時計塔を駆け上がるごとに強くなっていく。
もし死んでしまったら、獲得したレリックやアップグレードをすべて失い、最初からやり直し。また地下鉄の車内で目を覚ますところから始める。ただし、この手のゲームジャンルには欠かせない恒久的なアップグレードも用意されている。時計塔に登る前にある駅にはショップが存在し、道中で出現する新たなレリックをアンロック可能だ。お金は、前回のプレイで獲得したソウルの総数から変換され、このお金も引き継ぎ要素のひとつである。
『Revita』は、PC(Steam)向けに早期アクセス中。現時点では、最初の3種類のステージ環境と、150種類以上のレリック、駅に登場するNPCなどが実装済み。正式リリースは7〜9か月後を計画しており、これからさらに開発を進める中で、新たなステージ環境や武器、敵キャラクター、アップグレード要素などを追加していくとのことだ。