VRサバイバルADV『Song in the Smoke』PS VR/Oculus向けに発表。狩りとクラフトで先史時代を生き延びる

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京都に拠点を置くインディースタジオ17-BITは3月4日、VRサバイバル・アドベンチャーゲーム『Song in the Smoke』を発表した。対応プラットフォームはPlayStation VR/Oculus Quest/Oculus Riftで、2021年内に配信する。

本作は、美しくも危険に満ちた先史時代の世界を生き延びるサバイバル・アドベンチャーゲームだ。木々が生い茂る森から高原地帯、凍てつく山岳地帯まで8つの環境が用意されており、プレイヤーはこれらのマップを移動していく。その中でサバイバルをおこない、またモンスターとも戦いながら、この世界に秘められた謎を追うこととなる。

『Song in the Smoke』においては、何よりもサバイバルが最優先されるという。飢えをしのぐために狩りをして食料を調達し、体を休めるために安全な場所にキャンプを設置。衣服を作ったり、焚き火をして暖を取ることも求められ、また怪我をしたり毒に侵されれば、治療薬や解毒剤を調合しなければならない。

VR専用タイトルである本作では、そうしたバトルや作業は文字どおりプレイヤーが手を動かしておこなうことになる。たとえば弓を射る場合には、PS VR版であればPS Moveモーションコントローラーを使って弦を引き、矢を目と平衡にして放つ。その弓は、木の枝をナイフで削って作成できる。また、ふたつの石を叩いて火を起こし、調理した食べ物を自分の口へと運び、薬はハーブを道具で潰して容器に注いで作るのだ。


本作には時間の概念があり、世界は夜はより危険な姿に変わる。捕食者であるモンスターが暗闇に潜んでいるだけでなく、そのモンスターの中には“真の原始的な何か”が取り憑いたような状態のものもいるという。そのためプレイヤーは、火を絶やさないように乾燥させた薪をくべたり、松明にその火を移し、逆に暗闇に飛び込むなどの判断が求められる。モンスターの匂いと足跡を辿り、見事倒すことができれば、戦利品や貴重な資源が手に入るかもしれない。

探索を進めてこの世界の秘密を学び、またモンスターと戦ううちに、より強力な武器や、新たなアイテムをクラフトできるようになっていく。たとえば、製革や乾燥ラックの作成が可能となり、より暖かくて丈夫な服へとアップグレードできる。そうしてスキルを高め、準備が整ったなら、次の環境へと進むことを検討しよう。

*キャラクターおよびワールドデザインは、イラストレーターの寺田克也氏が担当。

本作を手がける17-BITは、シューティングゲーム『GALAK-Z(宇宙戦士ガラクZ)』やターン制戦略ゲーム『Skulls of the Shogun』で知られるデベロッパーだ。設立者でありクリエイティブリードを務めるJake Kazdal氏は、既存のジャンルに新たな解釈を加える制作スタイルを取ってきたとし、『Song in the Smoke』は同スタジオにとってもっとも野心的なタイトルになると述べる。また、VRによって森は生きているように感じられるといい、ほかでは体験できない高い没入感をアピールしている。

Song in the Smoke』は、PS VR/Oculus Quest/Oculus Rift向けに2021年内配信予定だ。

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