昆虫メックアクション『Stonefly』発表。翅を広げて大自然に飛び込み、自分探しと家族をめぐる冒険へ
パブリッシャーのMWM Interactiveは2月26日、3Dアクションゲーム『Stonefly』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/Xbox One/Xbox Series X|S。海外向けにはPS5/PS4/Nintendo Switchでの配信もアナウンスされている。リリース時期は2021年夏を予定しているという。
『Stonefly』は昆虫型の飛行メックを操り、豊かな自然を探索する3Dアクションゲームだ。主人公は、優れた腕をもちながら少しナイーブな面もある発明家、Annika Stonefly。彼女は失われた家宝を取り戻すため、知恵と戦略を武器に冒険へ出ることになる。彼女が搭乗することになるのは、昆虫のような姿をした大きな移動メックだ。取り付けられた翅を使って宙を舞い、滑空することが可能。風を切って空中を移動することで、さまざまな環境を探索することができるのだ。昆虫型メックは人間より大きなサイズだが、その周囲の植物相や動物相はさらに巨大。巨大な吊り橋のような木の枝をわたり、ちょっとした丘ほどもあるキノコの山の起伏を越え、まるで小人になったかのように自然を探索することになる。
当然、厳しい自然界には危険も存在する。代表的なのは、メックではない本物のムシたちだ。機体と同じくらい巨大な体躯を誇る彼らは、ときにこちらに脅威を与える存在ともなる。プレイヤーは空中での機動力を活かし、外敵へ立ち向かわなくてはならないのだ。武器となるのは、風や気流を利用した攻撃。衝撃波で相手を吹き飛ばしたり、上昇気流を発生させて敵をもちあげたり、上空での強みを活かした戦い方が鍵となる。また昆虫型メックは、周囲から鉱石資源を集めることでアップグレードが可能だ。特殊なパーツを取り付けたり、新しいアビリティを解放したりすることで、プレイヤーの好みのスタイルに合った機体をカスタマイズすることができる。
ときに野生の厳しさにさらされることもあるが、本作の雰囲気は非常に穏やかでリラックスできるもの。やわらかな色合いで描かれた自然の中を散策し、風に乗って気ままに移動する心地よさを味わうことができるようだ。冒険の途中では、捨てられたメカパイロットの一団であるAcorn Corpsとの出会いと交流も描かれるという。家族や遺されたものをめぐる、Annikaの自分探しの物語が待ち受けていることだろう。
開発を手がけるFlight School Studioは、米国ダラス・ハリウッドおよびフランスのモントリオールに拠点をおくスタジオだ。過去の代表作としては、ピンボールとダンジョン探索を組みあわせたアクションゲーム『Creature in the Well』が挙げられる(関連記事)。ピンボールとパズルを組み合わせた独特のアクション性のほか、手描き風のビジュアルも目を引く作品だ。『Stonefly』はアクション性やアートワークの美しさを引き継ぎつつ、よりナラティブ面に重きをおいた作品となりそうだ。
『Stonefly』は2021年夏に配信予定。PC(Steam/Epic Gamesストア)/Xbox One/Xbox Series X|Sおよび海外PS5/PS4/Nintendo Switch向けのリリースが告知されている。