麻薬組織ストラテジー『Cartel Tycoon』3月18日早期アクセス配信開始へ。ヤクの生産ラインを構築し、汚いカネの洗浄に勤しむ

 

パブリッシャーのtinyBuildは2月24日、資本主義経済ストラテジー『Cartel Tycoon』の早期アクセス配信を3月18日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。現在、Steamストアページにて無料デモを配布している。 
 

 
『Cartel Tycoon』は1980年代のラテンアメリカを舞台としたストラテジーゲーム。プレイヤーは麻薬カルテルを築き上げ、マリファナ・コカイン・覚醒剤を流通させることで一大帝国を生み出すのだ。まず与えられるのは、マップ上に区切られた一定のエリア。大麻の栽培農園や収穫したものを保管する倉庫、そして原料を薬物へ加工する研究所が配置されている。資金を使って農場や倉庫を増やし、道をつなげることでより多くの大麻を生産することができる。 

できあがった品物は、飛行場への道路を接続することで輸出ルートを確保。すると、違法品を売りさばいて手に入れた「Dirty Money(汚いカネ)」を稼ぐことができる。Dirty Moneyはマネーロンダリングをおこなうことで、クリーンな資金に変換することが可能。農場から少し離れた都市部に銀行があるため、そこまで道路をつないで資金洗浄用のルートを用意する必要もあるのだ。ロンダリング済みのカネは賄賂に用いることも可能だ。資金が貯まったら施設をアップグレードすることが可能に。化学工場などを新たに設置するとコカインが作れるようになるなど、生産の幅はさらに広がる。ほか、教会を建てるなど公共事業に投資することで地域の信頼を得ることもできるようだ。 

点線の区画外には、敵対勢力のテリトリーが隣接している。拠点にいるボスの元へ刺客を送りこめばドンパチが発生。勝利すれば勢力を拡大することができる。一方、時には都市部から警察のガサ入れがやってくることも。摘発された施設は一定期間使えなくなってしまうため、生産ラインに影響が及ぶことになる。抗争や摘発の結果、組織のトップが落命することも。しかしそこでゲームは終わらず、カルテルのピラミッドでボスの次点に位置する人間が後継者となる。そうして経営を続けることができるのだ。避けられない世代交代を乗り越え、一大カルテルの形成を目指そう。 
 

 

 

『Cartel Tycoon』は3月18日、SteamにてPC向けに早期アクセス配信予定だ。