Blizzard Entertainmentは2月20日、同社の設立30周年を記念する『Blizzard Arcade Collection』を配信した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One/PC。後方互換機能により、PlayStation 5/Xbox Series X|Sでもプレイ可能だ。価格は、Nintendo Switch/Xbox One版が2420円、PS4版が2660円で、PC版については「セレブレーション・コレクション」の同梱コンテンツとして3300円から購入可能。
『Blizzard Arcade Collection』には、前身のSilicon & Synapse時代を含むBlizzard Entertainmentの初期作品3タイトルを収録。『The Lost Vikings』『Rock n’ Roll Racing』『Blackthorne』である。スーパーファミコンやメガドライブなど向けにリリースされた作品で、本作にはそのうちの2バージョンを収録し、さらに特別な「決定版」も用意。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『The Lost Vikings(バイキングの大迷惑)』は、宇宙人にさらわれた3人のバイキングを主人公とするアクションゲームだ。武器を使用できたり、盾を装備していたり、またジャンプが可能だったりとそれぞれ能力が異なり、そうした特徴を活かし合いながら、3人揃ってステージのゴールにたどり着くことを目指す。スーパーファミコン版とメガドライブ版が収録され、決定版は両バージョンの良いとこ取り仕様となっている。
『Rock n’ Roll Racing(ロックンロール・レーシング)』は、30世紀の世界を舞台にする俯瞰視点のレースゲーム。ステータスの異なるドライバーやマシンから選択してレースに挑み、賞金とポイントの獲得を目指す。マシンは武器などを装備可能で、そのアップグレードがお金の使い道となっている。スーパーファミコン版とメガドライブ版のほか、4人対戦モードも収録。本作は、ロックの名曲を収録していることも特徴で、決定版ではワイド画面対応などのほか新曲も追加している。
『Blackthorne(ブラックソーン 復讐の黒き棘)』は、主人公のカイル・ブラックソーン大佐が、とある惑星を舞台に戦うアクションゲームだ。鉱山や森、荒野などさまざまな環境のステージを進み、銃を手に敵に立ち向かう。ゲームを進める中では、味方と出会い装備を強化してくれる。本作はスーパーファミコン版とスーパー32X版を収録。そして決定版には自動マッピング機能が用意されている。
各作品では、ゲーブ・ロードや10秒間巻き戻し機能などを利用可能。また、オリジナル版の発売当時のパッケージイラストやマーケティング素材、開発素材や未使用コンテンツなどを閲覧できるギャラリー、『The Lost Vikings』と『Blackthorne』のサウンドトラックを視聴できるミュージックプレイヤー、そして開発者へのインタビュー映像も収録されている。
『Blizzard Arcade Collection』は、Nintendo Switch/PS4/Xbox One/PC向けに配信中だ。