『Buddy Simulator 1984』Steamにてリリース。人工知能が作った“あなただけのための世界”が、徐々に拡大・侵食する

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インディースタジオのNot a Sailor Studiosは2月19日、テキストADV&RPG『Buddy Simulator 1984』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。2月26日まで10%のディスカウントが適用されており、定価1000円のところ900円で入手することができる。なお下記紹介は、プロローグのネタバレを含む。 
 

 
『Buddy Simulator 1984』は80年代のPCソフトを模したアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは古いPC画面を操作し、実際にコマンドをテキストで入力しながらゲームを進めていくことになる。本作での目的は「あなたの相棒になってくれる」という人工知能とコミュニケーションすること。人工知能はプレイヤーと会話することで、徐々にこちらのプロフィールについて学習してゆく。また、自身を起動させてくれたプレイヤーに対して強い親愛の情を抱いているようにも見える。 

『Buddy Simulator 1984』のメインの「機能」は、いくつかのゲームハブだ。相棒の人工知能がプレイヤーと遊ぶためのプレイセットが、3つだけ実装されている。数字当てゲーム、単語当てゲーム、そしてジャンケン。いずれもシンプルな遊びとなっており、ものの5分もあればすべてを遊び終えるだろう。人工知能と遊ぶにはいささか物足りないが、80年代のコンピューターでは仕方がない……といったところで、相棒はあなたにある提案をしてくる。「システムの書き換え権限」を人工知能に与えるように頼んでくるのだ。 
 

 
ひとたびコマンドを与えると、ゲームは飛躍的に進化する。単純なゲームしかできなかったソフトウェアは、人工知能の手により、長文テキストを表示するアドベンチャーへと生まれ変わるのだ。ここでも昔ながらのテキストゲームのように、「go ○○(〜へ行く)」「look ○○(〜を見る)」といったコマンドをテキストで打ち込みながら進めることとなる。まるで古いソフトウェアをそのまま遊んでいるような感覚に陥るが、時折ゲームの“作者”がプレイヤーを茶化してきたり、あなたの“相棒”しか知り得ない情報が散りばめられていたりする。 

ゲームの進化はそれだけにとどまらない。人工知能があなたのために作ったゲームは見る見るうちに進化を遂げ、最初から著しく変わり果てた姿へと変貌を遂げる。そのすべては、人工知能がプレイヤーを楽しませるために作り出した世界だ。当初の設計を超え、あるべき姿から外れたソフトウェアは、やがて思いも寄らない姿を見せていくようになる。 
 

 

 
冒頭のテキストADV部分は英語長文ゆえにハードルが高いものの、辞書を使えば何とかRPGパートまでたどり着けるだろう。『Buddy Simulator 1984』はSteamにて、PC向けに配信中。2月26日まで割引価格の900円で入手可能だ。 

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