Amazon開発のMMORPG『New World』3度目の延期へ。エンドコンテンツを拡充し8月31日の発売を目指す


Amazon Game Studiosは2月17日、現在PC向けに開発中のMMORPG『New World』の発売を8月31日に延期すると発表した。もともと2020年5月リリースが予定されていた本作だが、新型コロナウイルスの影響として2020年8月に延期。その後、さらなる延期が発表され2021年春にリリースが予定されていた。今回の発表で3度目の延期となる。 
 

 
『New World』の舞台は17世紀、架空の島Aeternumを探索するMMORPGだ。島には、古き時代の戦士や命運尽きた冒険者の成れの果て、あるいは伝説のモンスターが存在。彼らはThe Corruptedと呼ばれ、人類の痕跡の抹消を目論んでいる。プレイヤーは数々の武器や超自然的な力を駆使して立ち向かうのだ。活路を切り開くには、ほかのプレイヤーと組織を組んで挑むことも必要になるという。 

ソーシャルシステムによって構成した組織をベースに、この世界の中に要塞を築き、領土の繁栄を目指すことも本作のゲームプレイのひとつ。プレイヤーは、兵士以外にも職人や商人など、さまざまな役割にて組織に貢献することができる。食料やクラフトの素材など資源の確保も重要な要素として存在しており、豊かな土地を支配下に置くために、ほかのプレイヤー組織と対立するPvP要素もあるという。 
 

 
現在チームはエンドコンテンツの開発に取り組んでおり、エンドコンテンツはローンチ時に不可欠な要素だと考えているという。しかし今年春には間に合わないため、改めて発売日を夏まで延期したとのことだ。なお、現在実施しているアルファテストは対象地域をヨーロッパまで広げ、3月30日まで続行するとのこと。また『New World』事前購入者向けのクローズドベータテストも予定されており、こちらは7月20日に開始するという。ベータテストではいくつかの新要素がお披露目となる。 

エンドゲーム用の地域として追加される「Ebonscale Reach」は、緑豊かな湿地と崖に囲まれ、アジアンな建物が屹立する地域だ。追放された女帝が朽ちた艦隊を指揮しており、新たな世界の脅威となる。また「Expedition」と呼ばれる5人用のインスタンスダンジョンも登場。 Aeternumでもっとも暗い部分に立ち入る内容となっており、島を覆う腐敗の原因などさまざまな謎のヒントが隠されているようだ。また新コンテンツとして、20対20の軍勢で戦う「Outpost Rush」も登場。古代のテクノロジーや隠されたAzothの源で満たされた川辺にてバトルが繰り広げられる。拠点と資源を巡って両軍が競うことになるとのことで、戦闘スキルと戦略性が問われそうだ。 
 

 
New World』は8月31日、PC向けに発売予定だ。