SFアダルトRPG『Subverse』Steamにて3月26日に早期アクセス配信決定。アダルト界の著名クリエイター集団が、本気で作ったゲーム

 

アダルトCGアニメーション制作チームのStudio FOWは2月15日、アダルトRPG『Subverse』のSteam早期アクセス配信を3月26日に開始すると発表した。日本語には非対応。販売価格や、Steam以外の販売プラットフォームについては後日アナウンスするという。Steamにおけるアダルトゲームの販売制限によって、ドイツやオーストラリアといった一部地域向けには販売できないため、Studio FOWの公式サイトなどでの販売も計画しているとのことだ 。

*2019年公開の発表トレイラー(視聴年齢制限あり)

『Subverse』は、アダルト界の著名クリエイター集団がゲーム作りに本気で挑むということで注目を集めた作品。2019年に実施されたKickstarterでのクラウドファンディングキャンペーンでは、5万8730人ものバッカーから、目標額を大幅に上回る166万8626ポンド(約2億4500万円)を募ることに成功した(関連記事)。ユーモラスかつセクシャルな18禁SFアダルトRPGであり、エロを嫌う禁欲的種族の支配を打破すべく、宇宙船の船長として乗組員(Waifu)たちと共に銀河を駆け巡る。

開発陣はアダルト要素に力を入れつつ、ゲームプレイ部分にも真剣に取り組んでいる。ゲームプレイとしてはターン制タクティカルRPGと、全方位型シューティングを採用。それぞれ別々のミッションタイプとしてゲームに組み込まれる。どちらのミッションも卑猥な造形の敵が登場することに変わりはない。ゲームプレイの概要については、昨年11月に解説動画が公開済み(関連記事)。そのほか、ハブエリアとなる宇宙船およびWaifuの外見カスタマイズ機能も用意される。

*2020年11月に公開された、40分のゲームプレイ映像

今回の発売日発表では、Waifuたちのカットシーンの仕組みについても、軽く触れられている。まず主人公と旅を共にするWaifuたちは、戦闘ミッションに同行することで経験値を獲得。すると献身度が上がり、ハブエリアである宇宙船にて新しい映像が解除される。セックスシーンのことだ。フルボイス対応のWaifu、フル3Dモデルの乳揺れ物理、Unreal Engineでのリアルタイムレンダリングにこだわった、本作の目玉のひとつである。

Waifuたちと親密な時を過ごす場面は、プレイヤーの好みに合わせてシーンの組み合わせをミックス&カスタマイズできる。前戯シーンを多めにしたり、爽快なフィニッシュに持っていったりと、テイラーメイドのお楽しみ時間を作り上げるのだ。何が起きるかわからないドキドキ感を味わいたい場合は、ランダムでシーンの組み合わせを決めるオプションを活用できる。


より特別なシーンをおさめた「プレミアム映像」なるものも存在し、例として触手と絡み合う場面が紹介されている。こうしたプレミアム映像は、Waifuの献身度が上がることでアンロックされるものであって、ゲーム内課金では解除できないと補足されている。なお映像再生中のゲーム操作は、片手で完結するように作られているという。今後はプレビュー動画の公開も予定しているとのことで、“ジョイスティック”を磨いて準備しておいてほしいと、開発陣は伝えている(公式ツイッターアカウントにてサンプル映像が投稿されているが、18禁のため閲覧注意)。

『Subverse』はチャプター形式での配信を予定。Steamでの早期アクセス配信開始時には、DEMI、Lily、Killiという3体のWaifuが登場する、合計6チャプター分のストーリーが用意される。正式リリース時には22チャプター分のコンテンツを実装する予定で、クリアするのに30時間以上はかかるとのことだ。


元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)