オープンワールドサバイバル『Valheim』の人気止まらず、Steam同時接続数がついに36万超え。一方でセーブデータが破損するバグも
『Valheim』のSteam同時接続プレイヤー数が2月15日、36万7443人に達した。Steamの同時接続プレイヤー数のランキングでは2位もしくは3位に留まり続けており、その人気はとどまる所を知らない。しかしセーブデータが破損するバグも報告されているようだ。開発者がバグの回避方法とバックアップの作成方法を共有している。
『Valheim』はCoffee Stain Publishingが販売を、スウェーデンのシェブデの開発会社Iron Gate Studioが開発を手がける作品。本作は北欧神話とバイキング文化を題材としたオープンワールドサバイバルゲームとなっている。各地のボスを倒して、主神オーディンの寵愛を得るのがゲームの目標だ。
プレイヤーはプロシージャル生成された広大なマップの中、サバイバル生活を送る。素材を獲得するとレシピが解放でき、より強力な装備を使い冒険を進めることができる。船を建造してほかの島へ遠征したり、火を囲み蜂蜜酒を飲んだりして、バイキング生活を楽しめる。地形の造成を含む自由度の高い建築も可能だ。ソロプレイのほか、オンラインでの協力プレイにも対応。プレイ人数は3から5人が推奨されているほか、最大10人でプレイ可能だ。
本作は、2月2日に早期アクセス配信が開始され、初週売り上げが100万本を突破したばかりだ。SteamDBによると同時接続プレイヤー数の記録が毎日更新されており、2月15日にその数字は36万7443人に達した。2月15日9時45分現在Steamで『Valheim』より同時接続プレイヤー数が多いのは、『Counter-Strike: Global Offensive』のみ。『GTA5』や『PUBG』よりも遊ばれている。しばらく『Valheim』の快進撃は続きそうである。
ただし本作にはセーブデータが破損する重大なバグが存在するようだ。Iron Gate StudioのCEOであるRichard Svensson氏がTwitterで報告している。データ破損は、アプリケーションを終了するショートカットALT+F4を使った場合に発生しやすいとのこと。Iron Gate Studioではバグを再現できていないものの、ひとまずALT+F4による終了を避けるよう案内している。タスクを強制的に終わらせるのではなく、ゲーム内メニューからゲームを終了させることが推奨されているのだろう。
【UPDATE 2021/02/15 10:30】ALT+F4終了に関する説明を修正。
あわせて、セーブデータのバックアップを作成することも推奨されている。海外メディアPC Gamerが特に詳細な方法を解説している。セーブデータの場所は、「C:\Users\Username\AppData\LocalLow\IronGate\Valheim\」にある。ただし「AppData」はエクスプローラーでは表示されない可能性がある。
その場合はWindowsキー+Rキーで検索バーを出して、「%appdata%」と入力するとフォルダーが表示される。この状態では「Roaming」フォルダーが開く。さらにひとつ前に戻ると、「LocalLow」のフォルダーが見つかるはず。「IronGate」フォルダー内に「Valheim」フォルダーがあり、ここにセーブデータが格納されている。万が一のため、コピー&ペーストで安全な場所へセーブデータのバックアップを作成していただきたい。
本作はSteamで今もっとも熱いゲームである。早期アクセスタイトルとしてはバグが少ない方だという意見もあるが、やはり不具合は存在する。セーブデータが破損するバグについては、Iron Gate Studioが原因を突き止めパッチをあてることを待つしかない。今は、ゲームの終了方法に気を配りつつ、セーブデータのバックアップを作成しておくのが良さそうだ。『Valheim』はPC(Steam)向けに2050円にて早期アクセス販売中だ。