Epic Games、リアルなデジタルヒューマンを作成できる「MetaHuman Creator」発表。クラウドベースで作成し、Unreal Engineで使用可能

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Epic Gamesは2月11日、クラウドストリーミングアプリ「MetaHuman Creator」を発表した。これを利用することで、これまで数週間から数か月かかっていたクオリティのデジタルヒューマン(人間の3Dモデル)の作成を、1時間以内でおこなえるようになるという。

MetaHuman Creatorは、かつてないほどの品質・忠実度・リアリズムの水準のデジタルヒューマンを、短時間で作成できるクラウドストリーミングアプリ。人間の外見や動きのバリエーションを備えた拡充するライブラリが用意されており、FACE・HAIR・EYES・BODYに大きくカテゴリ分けされた項目から、それぞれの詳細について選択・調整することで、説得力のある新しいキャラクターを作成できる。

たとえばヘアスタイルには、Unreal Engineのストランドベースのヘアを使用した約30種類が用意されるほか、18種類の均整のとれたボディタイプ、服装のセットも利用可能。上の映像では、それぞれを選択しブレンドして生成されたキャラクターについて、顔の各部位を細かく調整している様子も見られる。

そしてクラウド上での作成が完了すると、Quixel Bridgeを介してアセットをダウンロード。完全にリギングされ、LODを備えた状態になっており、すぐにUnreal Engineでアニメートする準備が整うという。また、メッシュ・スケルトン・フェイシャルリグ・アニメーションコントロール・マテリアルなどのソース データも、Mayaファイル形式で取得可能だ。

ダウンロードしたアセットは、パフォーマンスキャプチャツールを使用してアニメーション化できる。iPhoneの前面カメラとARKitを利用して、リアルタイムにフェイシャルアニメーションデータを作成できるEpic Gamesの「Live Link Face」アプリや、ARKit・DI4D・Digital Domain・Dynamixyz・Faceware・JALI・Speech Graphics・Cubic Motionといったサードパーティの技術も利用可能。手動でキーフレームを設定することもできる。

MetaHuman Creatorは、数か月以内に早期アクセス版が公開予定。また、同アプリにて作成できるデジタルヒューマンの品質を確認できるよう、2体のサンプルが配信開始している。Unreal Engine 4.26.1以降にて試すことができるため、クリエイターの方はチェックしてみてはいかがだろうか。

Epic Gamesは、かねてより高品質なデジタルヒューマンを作成する技術について開発を進めており、架空のキャラクターSirenのほか、Andy Serkis氏やMike Seymour氏といった実在の人物のコピーを作成。また、GDC 2016では、『Hellblade: Senua’s Sacrifice』の主人公Senuaのリアルタイムアニメーションデモを披露している。こうした成果は、ゲームキャラクターだけでなく、クローズアップに耐えうる最新のバーチャルプロダクションのボディダブルなどでの活用を見込んでいるとのことだ。

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