北欧神話オープンワールドサバイバル『Valheim』初週販売数100万本突破。 アプデでポータルのグリッチを使用不可にするなど開発も改善続ける

Irongate Studioは2月10日、『Valheim』の販売本数が100万本を突破したことを発表した。開発元は早速不具合の修正を進めている。

スウェーデンのデベロッパーIron Gate Studioは2月10日、『Valheim』の販売本数が100万本を突破したことを発表した。小規模なアップデートも配信され、金属を持ったままテレポートできるグリッチは使えなくなった。平地に出現する蚊もダメージが減少したようだ。

『Valheim』は北欧神話とヴァイキング文化を題材にしたオープンワールド・サバイバルゲーム。戦争で命を落とした主人公は、北欧神話第10世界「Valheim」へ召喚される。このTalheim地でプレイヤーはクラフトや建築を行い、生き残らなければならない。アイテムを入手したりボスを倒すことで、新たなクラフトレシピが解放される。家を作りつつ力を蓄えながら、時に建造した船で航海へ出て、探索範囲を広げてゆこう。


本作はソロプレイだけでなく、オンラインマルチプレイに対応。協力プレイ人数は3から5人が推奨されており、最大10人でプレイ可能。ワールドとキャラクターはセーブデータが別で、フレンドのサーバーへ育てたキャラクターを持ち込んで遊べる。

Steamで100万本を売り上げた本作は、2月3日に早期アクセスを開始したばかりだ。Irongate Studioの発表によると同時接続者数ピークは16万を超え、Twitchの同時視聴者数ピークは12万7000人に達したとのこと。現在Steamで1万7000以上のレビューが投稿されており、その96%が高評価となっている。現在進行形で人気急上昇中で、同時接続ユーザー数は18万9000人を超えたところだ。

高評価の理由はいろいろありそうだ。たとえば早期アクセス版ながらバグが少なかったり、単純に完成度が高いといったことがあげられる。レシピは少しずつ解放されるため、ゲームを学びつつ無理なく遊べる。同時にリアリティのあるシステムも特徴で、部屋の中に煙がこもると一酸化炭素中毒で死亡するような細かさも存在する。


また2月10日にはミニアップデートが配信された。今回のアップデートは不具合の修正が主な内容である。金属を持ったままテレポートできてしまうグリッチも修正された。また敵がこちらに気が付くと、敵の頭上にアイコンが表示されるようになっている。「Deathsquitos」のダメージも軽減されたようだ。「Deathsquitos」は平地に出現する蚊で、一撃で即死するほど攻撃力が高い。現在はダメージが軽減されているはずだ。


グリッチが可能なポータルとは、ファストトラベルに使用する装置だ。材料は「良質な木」と「スルトリングの核」と「ドワーフの灰色の目」だ。ただしポータルには使用上の制限があり、金属をインベントリへ入れた状態では起動しないはずだった。

金属は多くのクラフトで使用するが、レア度が高めの素材。ほかの島まで探しに行くことになり、ポータルで運べないため船とカートで運ぶ必要がある。それでも抜け道は存在した。テレポーターが起動した瞬間にCtrlキーと左クリックで金属をインベントリへ移動させることで、そのままテレポート可能だったのだ。こちらのグリッチはパッチ0.143.5で修正済みだ。

Irongate Studioは多くのフィードバックを受け取っており、問題解決に取り組んでいるとのこと。2021年のロードマップも公開されており、コンテンツの追加と改善を行う予定。『Valheim』はPC(Steam)向けに2050円にて早期アクセス販売中だ。

Kaisei Hanyu
Kaisei Hanyu

映画とゲームが大好き。オブリビオンからゲーム人生が始まりました。

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