近未来の鉄道建設シム『RAILGRADE』発表。鉄道網を構築し、入植地の産業を発展させる

The Irregular Corporationは2月4日、鉄道建設シミュレーションゲーム『RAILGRADE』を発表した。合同会社Minakata Dynamicsを設立して開発中の国産タイトル。

パブリッシャーのThe Irregular Corporationは2月4日、鉄道建設シミュレーションゲーム『RAILGRADE』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2021年配信予定。

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『RAILGRADE』は、近未来の世界で鉄道網を構築するシミュレーションゲームだ。舞台となる入植地には豊かな資源があり、大企業Nakatani Chemicalsがこれを利用。しかし経営難に陥ったことで、最後のひとりの従業員となったプレイヤーは、自らの手で残された資源を回収するネットワークを構築することとなる。

本作のキャンペーンモードには、30種類以上のミッションを収録。資源を運ぶ鉄道網を構築し産業を発展させて、それぞれに設定された目標の達成を目指す。鉄道は、シンプルなツールにて建設可能。たとえば、鉱山と製鉄所を結ぶように線路を敷き、運ぶ資源に対応した貨車を購入して資源を運ばせるのだ。資源の受け渡しをおこなう駅の建設も求められ、もちろん建設にはコストがかかる。


ミッション選択画面にはクリア評価と共にクリア時間表示も確認できるため、どれだけ速く目標を達成するのかが評価の指標のひとつとなるようだ。ミッションごとの産業の拠点を効率よく結び、またその産業を絶え間なく稼働させる鉄道網のデザインが求められることだろう。路線が複雑化していく中で、ボトルネックになっている箇所を調整したり、マップによっては山や谷などの地形の要素にも対応しなければならない。生産した商品は、飛行船を使った輸出も可能だ。

鉄道網により産業を回して得た収益を、どのように使うのかもゲームプレイ上の重要な要素となる。鉄道のエンジンや貨車のカスタマイズに費やすもよし、新たな資源の開発や、その回収などに役立つ施設の建設につぎ込むもよしである。投資によって都市は次第に発展していく。


本作は、戦略シミュレーションゲーム『TINY METAL』などに携わったDaniel Dressler氏が、合同会社Minakata Dynamicsを設立して開発中の国産タイトル。かねてより開発状況が伝えられていたが、今回The Irregular Corporationが販売元につき正式発表された。

『RAILGRADE』は、PC(Steam)向けに2021年配信予定。本作は、現在開催中の「Steamゲームフェスティバル」に参加しており、最初の2つのミッションをプレイできる体験版が、2月9日まで配信中だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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