石田スイ氏手がける歌劇育成ADV『ジャックジャンヌ』Nintendo Switch向けに体験版配信開始。新人公演まで体験可能


ブロッコリーは1月28日、『ジャックジャンヌ』体験版の配信を開始した。対応プラットフォームはNintendo Switchで、ニンテンドーeショップよりダウンロード可能。ストーリー序盤を楽しむことができるという。物語の概要やそれぞれのキャラクターたちの個性、そしてゲームの流れをつかむことができるようになっている。具体的に体験版に収録されている内容としては、以下のとおり:

・本編メインシナリオ(新人公演まで)
・本編サブシナリオ(新人公演前まで)
・本編「新人公演」公演パート
・新人公演で遊ぶことのできるリズムアクション 2 曲
(ダンスリズムアクション、歌唱リズムアクション)

容量としては2GB程度の空きを作っておく必要があるほか、ゲーム本編へのセーブデータの引き継ぎには非対応なので、そうした点は注意。

『ジャックジャンヌ』は、歌劇アドベンチャーゲームだ。物語の中心となるのは、男性だけで構成された劇団の「玉阪座」。男性キャストが男性役だけでなく女性役も演じる玉阪座は、役者を育てつつ公演をおこなうユニヴェール歌劇学校を有し、人気を博している。ユニヴェール歌劇学校では、狭き門を突破して入学した才能ある生徒たちが、4つのクラスに分かれて学園生活を過ごしていた。主人公である女性の立花希佐は、演劇の道を諦めていたが、2つの約束を守ることを条件に、ユニヴェール歌劇学校に入学することを特別に許可される。その条件とは、1年の最後にある最終公演で主演になること。そして、自身が女性であることを隠し通すことであった。夢を追いながら秘密を守り続けなければならない希佐の、過酷な挑戦が始まる。


ゲームの流れとしては、学園生活を送りながら自己を高めて公演に励むというもの。学園生活においては、個性豊かな生徒たちと学校生活を送りながら、任意のレッスンを選び公演に向けてパラメータを高めていく。体力を管理しつつ、自己鍛錬を励む。公演で良い成績を収めるだけではなく、同じクラスであるクォーツのメンバー達との絆が重要になる。指定のパラメータを高めることでクォーツのメンバーとの絆が深まるのだ。気になる彼と仲良くするため、鍛錬をするといった側面もある。

公演パートはリズムアクションゲームが展開される。公演パートでは、キャラクター達の歌声が楽しめる歌唱パート、Seishiro氏が振付を行う本格的なダンスが楽しめるリズムパートの2種類が用意されているという。配信されている体験版ではゲームのメインとなるノベルパートに、シミュレーション要素のある育成パート、そしてリズムゲームを介した公演パートのすべてが体験できるわけだ。なお選択肢によっては物語は分岐するそうだ。


『ジャックジャンヌ』は、「東京喰種」を手がけた石田スイ氏が全面監修している。キャラクターデザインだけでなく、ゲーム内の立ち絵・イベントイラストも、石田スイ氏の描きおろし。シナリオづくりなどにも携わっている。なおストーリーは小説20冊分を超える大ボリューム、メインシナリオはフルボイス。その気合いのいれっぷりがうかがえるだろう。

『ジャックジャンヌ』は、Nintendo Switch向けに2021年3月18日に発売予定。公式YouTubeチャンネルには各パートの紹介やボイスドラマが公開されているので、興味のある方はチェックしてみよう。