アクションRPG『Magic: Legends』PCオープンベータ3月23日開始へ。「マジック:ザ・ギャザリング」の世界で魔法ビルド構築
Perfect World EntertainmentとCryptic Studiosは1月26日、『Magic: Legends』のPCオープンベータテストを3月23日に開始すると発表した。同作は人気カードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」と世界観を共有する、基本プレイ無料のオンラインアクションRPGだ。あわせて海外メディアIGNより同作のデッキ構築要素を紹介する最新トレイラーが公開されている。
『Magic: Legends』は、強力な魔力の持ち主であるプレインズウォーカーとして、「マジック:ザ・ギャザリング」の世界を冒険するオンラインアクションRPG。魔法の力を駆使し、多元宇宙の破滅を目論む古代勢力に立ち向かうのだ。最大3人の協力プレイに対応。原作の世界観を崩さないよう、「マジック:ザ・ギャザリング」のウィザード・オブ・ザ・コーストと密に連携を取りながら開発を進めているという。
上の最新トレイラーでは、本作のゲームシステムの一部が紹介されている。中軸となるのは、カードデッキ形式のビルド構築システム。スペルカードを組み合わせ、優れたシナジー効果を発揮するデッキ/ビルドを作り上げるのだ。デッキには最大12枚のスペルカードを含むことが可能。ただし戦闘中にいつでも12種のスペルを発動できるわけではない。スペルスロット4枠=手札4枚が割り振られ、どれか1枚を使用すると、デッキ内の他スペルとランダムで入れ替わる。
スペルは、強力な即時効果を発動するソーサリー、持続効果を付与するエンチャント、生物を召喚するクリーチャーの3種類に分類される。また原作カードゲームのように、スペルは白・黒・青・赤・緑の5色に分けられており、それぞれ異なる特徴を有している。たとえば、秩序を体現する白には仲間を回復するスペルがあり、死や堕落を体現する黒には死者を蘇らせるスペルがあるといった具合だ。緑のスペルは自然の力を用いて強力なクリーチャーを呼び出し、強化することができる。
ゲーム開始時には、選択したプレインズウォーカーのクラスによって、スターターデッキおよびデッキに含まれるスペル色が決まる。ただ、クラスによって色が制限されているわけではない。ゲームを進めてカードを増やしていけば、複数色のスペルを混ぜたデッキを作り出せるようになる。スペル発動に必要なリソース(マナ)は、デッキの色の割合にあわせて分配される仕組みだ。スペルカードの強化要素もあり、遊びこむにつれてデッキ構築の幅が広がっていく。なお現時点では、1デッキにつき最大2色までという制限が設けられているとのこと。クリーチャーの召喚も、ポイント制によって上限が決められている(強力なクリーチャーほど必要ポイント数が多い)。
さまざまな次元を渡り歩きながら戦闘を繰り広げていく『Magic: Legends』。「マジック:ザ・ギャザリング」ファンはもちろんのこと、カードデッキ構築を交えたアクションRPGとして、アクションRPG好きにも訴求しうる内容となりそうだ。同作のオープンベータテストは3月23日開始予定。オープンベータテストはPCのみ対象となるが、年内予定の正式サービス開始時には、PCだけでなくPS4/Xbox One向けにも配信される。