インディースタジオThe Game Bakersは、『Haven』PlayStation 4/Nintendo Switch版を2021年2月4日にリリースすると発表した。日本向けにも同日にリリースするとのこと。すでにPC/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに昨年末リリースされ、好評を博していた作品。発売から2か月の時を経て、PS4とNintendo Switchで配信されるようだ。なおPC向けにはEpic Gamesストアでの販売も開始される。他プラットフォームでは約3000円で販売されていることから、両バージョンともにその程度の値段設定になりそうだ。
『Haven』は、未知の惑星を舞台に探索および生活をするアクションRPGだ。主人公となるのは、駆け落ちした結果未知の星へとたどり着いたケイとユウ。もともとは文明が栄えた惑星で暮らし愛し合っていたふたりであったが、ふたりが一緒になるにはいかんともしがたい“障害”が存在していた。そのためケイとユウは逃避行をはかり、人のいない星へと流れ着く。宇宙船ネストを拠点とし、今後の先行きに怯えながらも支え合うふたり。未知なる生物や植物に圧倒されながらも、力をあわせて惑星を探索していく。
ゲームサイクルとしては、探索と戦闘、そしてネストに帰っての生活の3要素によって構成される。まずは探索。本作は中規模の広さで形成されるフィールドが数多く存在し、グラインド移動をしながら探索を進めていく。凶暴化したモンスターも徘徊しており、シンボルに接触すれば戦闘が発生。ケイとユウ の息をあわせて、敵に打ち勝とう。戦闘システムは、いわゆるATB(アクティブタイムバトル)形式となっている。惑星を探索し素材を獲得すれば、ネストへ帰還。アイテムを作成したり、設備を強化したりして、クラフトしながら冒険の準備を進めよう。このパートでは、ふたりの生活が色濃く描かれる。
本作の最大の特徴は、ケイとユウのイチャラブっぷり。ネストでの生活はもちろんのこと、冒険においてもこのふたりは乳繰りあいまくる。本作はアダルトゲームではないが、CERO Dレーティングがつけられる程度には過激。愛し合う男女が2人暮らすということで、“そういう描写”も随所に盛り込まれている。またゲームプレイにおいては、リアルイチャイチャカップル向けの2人プレイに対応。片方がケイを、片方がユウを操作する協力プレイが楽しめる。ふたりでプレイすれば必ずしもゲームがスムーズに進行するわけではなく、むしろひとりの方が捗るところも多い。とはいえ、会話の選択肢にて息をあわせる必要があるなど、協力プレイならではの要素も込められている。
『Haven』は、ケイとユウの関係描写や美しいグラフィック、ユニークな移動や戦闘など、多岐にわたる点で個性を放つタイトルとして評価されており、Steamレビューステータスも「非常に好評」となっている。発売後も小規模なアップデートが実施され、ゲーム終了前の自動セーブ機能や、カメラ揺れを切る設定が追加されるなど、ゲームプレイにおける改善がはかられている。すでに完成されているタイトルとして、ひとりでただカップルがイチャイチャするのを見たい方も、カップルとしてカップルになりたい方も、楽しめるゲームに仕上がっている。ただし家族と一緒に遊ぶことはオススメしない。気まずくなること必至だ。諸々の詳細については、弊誌プレイレポ記事をご覧あれ。
イチャラブアクションRPG『Haven』は、PS4/Nintendo Switch向けに2月4日発売予定。PC/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S(Games Pass対応)向けにも配信中である。