壮大戦術RPG『姫子ストーリー』Steamにて1月31日に正式リリースへ。日本語実装により日本人ユーザー増加中


インディースタジオRockwell Studiosは、現在開発中の『HIMEKO SUTORI(姫子ストーリー)』について、現地時間2021年1月31日に正式リリースすると発表した。Discordコミュニティ内で発表されたかたち。はれてゲームが完成し、完全な『姫子ストーリー』が体験できるようになるだろうとしている。価格の引き上げは昨年9月におこなわれたことから、正式リリースに際しても定価は変わらないとのこと。


『姫子ストーリー』は、日本ゲームから影響を受け作られたRPGだ。舞台となるのは、紛争が絶えないファンタジー世界。物語は名家古河家にスポットが当てられており、綾芽、真由美、詠美の3姉妹を中心に、壮大な戦いが描かれていく。ヘックスベースのマップにて戦いが展開され、多数vs多数の大規模な戦いがターン制にて繰り広げられる。多彩なクラスが用意されており、新たなキャラを仲間にしつつ育成し部隊編成。レベルスケーリングやパーマデス要素も導入されており、育成を中心に長く遊べる作品として親しまれてきた。グラフィックはドットと3Dが組み合わせられており、Unreal Engine 3を採用している点も、本作のユニークな点だ。

ゲームをディレクションするNathaniel Ayer氏などを中心に4名の開発スタッフによって小規模に開発されている。Ayer氏はアメリカのワシントン州に拠点を構えており、アメリカ生まれのJRPG風ゲームとして開発をスタート。2016年にKickstarterクラウドファンディングキャンペーンにて1万1000ドル(約110万円)を集めたのち、2019年1月の早期アクセス配信をスタート。じっくりとコンテンツが拡充されてきた。なお本作のストアページにアクセスする際に年齢確認警告が表示されるが、これはゲームに暴力表現が含まれるほか、ゲーム中装備を外すと下着が表示されることが理由とのこと。


本作においては日本ユーザーlantastic79氏を中心に日本語ローカライズが進められており、今では日本語で『姫子ストーリー』が楽しめるようになっている。同氏によると、ローカライズの影響もあり日本ユーザーも随分増えたのだとか。正式リリースにあたっては、これまで“空白”となっていた部分にも要素が埋められるそうなので、これを機に遊んでみるのもいいだろう。


『姫子ストーリー』は、2021年1月31日にSteamで正式リリース予定だ。現在2570円にて販売中である。