Nintendo Switch『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』では、初となるエキスパンション・パスを導入。発売後も恋愛候補が増えていく


マーベラスは1月21日、来月発売予定の『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』において、有料追加コンテンツとしてエキスパンション・パスを導入すると発表した。ゲーム発売日である2月25日より税別2500円にて発売され、所有ユーザーは発売後に同作におけるさまざまなコンテンツを受け取れる。

『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』は、スローライフゲーム『牧場物語』シリーズ最新作だ。対応プラットフォームはNintendo Switch。プレイヤーは、かつて祖父が仲間と共に開拓してできた街と伝え聞いたオリーブタウンを訪れる。しかし牧場は荒れ果てた様子。かつて祖父が愛した場所を復興させるべく、辺境にて牧場再建計画が始まる。


本作では広大な森を開拓し、素材を集めて牧場を修復していく。鉱山で採掘したり、海で釣りをしたりすることもできる。森では栽培可能な作物や飼育可能な動物たちとも出会う。オリーブタウンではさまざまな人々が生活しており、6名以上の結婚候補キャラもまた暮らしている。同性とパートナーになることも可能だ。土地の広さはシリーズ最大級になっており、大量の作物を栽培可能となっている。

有料追加コンテンツであるエキスパンション・パスでは、主人公や恋愛候補たちの新たな衣装と、ゲーム本編とは異なるお話などが展開されるミニシナリオ、そして『牧場物語』シリーズ25周年を記念して過去3作品を題材に、恋愛候補や住人が追加される恋愛候補パックが含まれている。ようするに衣装スキンとシナリオ、そして恋愛候補含めた住人が追加されていくわけだ。

すでに3月配信予定の内容が明かされており、主人公と恋愛候補10名がキュートな動物の服をまとう着ぐるみセットが用意。オリーブタウンに起こる怪奇事件をマイキーやシンディと共に解き明かすミニシナリオのオリーブタウン・ミステリーファイルも同時追加予定。そのほか4月には『牧場物語 はじまりの大地』より4人のキャラ(うち恋愛候補2名)が追加される風の湖畔パック、5月には主人公と恋愛候補10名向けの学生服が用意される学園セット、6月には『牧場物語 つながる新天地』から4名のNPC(うち恋愛候補2名)が登場する赤土のオアシスパックが配信予定。


7月は夏を彩る浴衣が主人公と恋愛候補10名に用意される浴衣セットが用意。同時に、コロポンたちの活躍を描くミニシナリオ伝説のコロポンダンスが配信予定。8月には『牧場物語 3つの里の大切な友だち』から4名のNPC(うち恋愛候補2名)が移住してくるたそがれの島パックが配信されるという。エキスパンション・パスを購入すれば、半年先まで毎月新たなコンテンツの配信が期待できるというわけだ。またエキスパンション・パス購入者向けには別途6種類の主人公向け衣服が用意される。ズボンとスカートスタイルなど男女パターンが異なるデザインだが、性別関係なく着用できるそうだ。


エキスパンション・パス導入はシリーズとしても新たな挑戦。これまで単発の有料DLCを販売されることはあったが、大規模にコンテンツを追加していく試みは初となる。エキスパンション・パスは主に任天堂が採用するシーズンパス形式。コンテンツを単体で販売しないという点が最大の特徴だ。恋愛候補だけ増やしたいユーザーも、衣装だけ欲しいユーザーも、エキスパンション・パスごと購入する必要があるので注意。ただし各コンテンツは将来的に単体発売する可能性があるとのこと。いずれにせよ、長く遊べるシリーズであるだけに、メーカーの収益化という点でもユーザーのニーズという点でも、ゲームに適した試みだと言えそうだ。

『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』は、2021年2月25日発売予定。価格はパッケージ・ダウンロード版ともに税別5980円。本日よりダウンロード版の予約販売が開始されている。3月14日までは本編とエキスパンション・パス共に10%オフにて発売されるという。