治安激悪の中世で生きるオープンワールド『Rustler』2月18日Steam早期アクセス配信開始へ。グランド・セフト・ホースを自称


パブリッシャーのGames Operators/Modus Gamesは1月19日、『Rustler』を現地時間2021年2月18日に早期アクセス配信すると発表した。早期アクセス期間は、ひとまず半年を予定。早期アクセス配信開始時点でゲームはフルに遊べるとのこと。すでにオープンβを実施していた関係で、ある程度ゲームは完成しており大きなバグはないそうだ。早期アクセス配信を介して、クエストなど順次コンテンツを追加していくとのこと。なおゲーム内は日本語字幕/UIに対応予定。


『Rustler』は、“歴史的に不正確な中世”を舞台としたオープンワールドアクションゲームだ。プレイヤーとなるのは、両親が面倒くさがりちゃんとした名前をつけられなかった哀れな男。この男となり、かなりガラ悪めな中世を生き抜こう。ストーリーを追うもよし、ミッションやクエストをクリアするもよし、村や街で暴れるもよし。自由な暮らしを楽しもう。

本作の魅力は、ゲーム内容のカオスっぷりにあるだろう。牛の投擲や馬による通行人殺害が可能。警備員を装って混乱を招いたり、家を燃やしたりと、破天荒なプレイが楽しめるという。物語の軸となる大会グランド・トーナメントでは、不正も可能のようだ。四肢切断など、こうした作品においてはお決まりの要素も用意されている。そもそもSteamストアページ内で公開されているトレイラーから悪ノリ全開。日本語キャプションとして「グランド・セフト・ホースを決行せよ」「型破りのクエストをやり遂げよ」「人間ラジオを雇え」「歴史的に不正確な中世を探索せよ」「爆発なんて目にするな」「夢の中世を生きよう」といったテキストが表示されるなど、ノリノリである。


ゲームとしては、『グランド・セフト・オート(GTA)』初期作品のスタイルやゲームプレイをリスペクトしつつ、歴史的に不正確な中世を取り込んだのだという。オバカなノリは『GTA』譲りということで、馬を盗めることにかけて「グランド・セフト・ホース」を自称しているわけだ。ただPRで自称しているだけでなく、ストアページにて『Rustler (Grand Theft Horse)』と記載するほどの便乗っぷり。ネタ要素は多いが、開発元は『911 Operator』や『112 Operator』を手がけたJutsu Games。シミュレーションゲームを中心に手がけてきた、確かな開発力を持つスタジオだ。救急により治安を守ってきたスタジオによる治安悪めなオープンワールドゲームを、楽しみにしておこう。


『Rustler』は、2021年2月18日にSteam早期アクセス配信予定。Steamでは無料デモとしてプロローグ版が配信されているので、まずそちらをさわってみるのもいいだろう。