『Scott Pilgrim vs. The World: The Game – Complete Edition』発売。6年間配信停止されていた2Dアクションが復活

『Scott Pilgrim vs. The World: The Game – Complete Edition』発売。6年間配信停止されていた2Dアクション『Scott Pilgrim vs. The World: The Game』がリマスターされ復活。

Ubisoftは1月14日、『Scott Pilgrim vs. The World: The Game – Complete Edition』(英語版)の配信を開始した。2010年にPlayStation 3/Xbox 360用ダウンロードタイトルとして発売されたものの、2014年12月に販売が終了した『Scott Pilgrim vs. The World: The Game』のリマスター版だ。対応プラットフォームはPC(Ubisoft Store/Epic Gamesストア)およびNintendo Switch/Xbox One/PlayStation 4で、後方互換機能によりPlayStation 5/Xbox Series X|Sでもプレイ可能。日本では英語版が販売されており、日本語には対応していない。


同作は2Dドット絵で描かれる横スクロールアクション。カナダのコミックライターであるブライアン・リー・オマリー氏による原作コミック「Scott Pilgrim」および2010年公開映画「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」から生まれたゲーム化作品だ。カナダ・トロントに住む無職青年のScott Pilgrimは、女子高生Knivesと付き合っていたものの、ニューヨークから引っ越してきたRamonaと恋に落ちる。だがRamonaと付き合うには、7人の「邪悪な元カレ軍団」を倒さないといけない。そこでScottは、Ramonaおよびバンド仲間であるKimとStephenの手を借りつつ、元カレ軍団との対決に挑む。

操作キャラクターは、主人公のScott、元カノでありバンドメイトのKim、友人のStephen、恋人Ramona、そのほかDLCキャラであるWallaceとKnivesという、それぞれ性能の異なるキャラクターから選択可能。ステージにいるモブ敵を倒して先へ進んでいくステージ制の横スクロールアクションであり、各ステージの最後にボスが待ち構えている。弱・強攻撃、ブロック、ジャンプ、ダッシュ、サイドステップを駆使して戦うほか、バットやゴミ箱などを拾い殴ったり投げたりして攻撃することもできる。Gut Pointsという特殊ゲージを消費することで、スーパーアタックという範囲攻撃を繰り出したり、サポートキャラクターを召喚したりすることも可能だ。敵を倒すと経験値を得られ、レベルアップすることで新しいムーブセットを習得。ダッシュ攻撃やカウンターなど、徐々に戦闘の幅が広がっていく。


全7ステージのストーリーモードは、最大4人のマルチプレイに対応。難易度は3段階から選べるようになっている。ストーリーモード以外にも、ボスラッシュやサバイバルホラーといったゲームモードが収録されている。ボスラッシュは連続でボス戦に挑むもので、サバイバルホラーはできるだけ多くのゾンビを倒すことを目的としたゲームモードだ。また今回発売されたコンプリートエディションには、ゲーム本編のほか、追加プレイアブルキャラクターのWallace WellsとKnives Chau、追加ゲームモードのバトルロイヤルとドッヂボールが収録されている。追加ゲームモード2つは、最大4人で遊べる対戦モードである。なおサウンドトラックはチップチューンバンドAnamanaguchiが手がけており、オリジナル版の発売当時から高い評価を得ている。


約6年ぶりの復活を果たした『Scott Pilgrim vs. The World: The Game – Complete Edition』(英語版)は、PC(Ubisoft Store/Epic Gamesストア)およびNintendo Switch/Xbox One/PlayStation 4向けに販売中だ。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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