ガチ米国建設シム『Build and Discover: America』発表、日本語対応予定。鉄道がフロンティアを拡げ、竜巻で全部吹っ飛ぶ西部劇ワールド


インディースタジオAngry Bulls Studioは1月13日、リアルタイム建設シム『Build and Discover: America』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2022年のリリースを予定しており、日本語字幕とインターフェースに対応する。
 

 
『Build and Discover: America』はリアルタイムストラテジー要素のある国家建設シミュレーションだ。プレイヤーは新大陸にたどり着いた入植者となり、文明を築き上げることとなる。まずはごく狭い範囲から開拓をはじめ、徐々に大陸を横断するようにフロンティアを広げていくこととなる。はじめは豊かな自然が広がるばかりの、手付かずの土地。簡素な小屋を建て、木製の柵でぐるりと囲った集落から合衆国の歴史が始まるようだ。ドルや木材といった資源を消費して村を拡大していこう。はじめは農場に毛が生えたような小さな集落でしかないが、徐々にホテルや銀行を備えた街らしい姿になる。西部劇そのままのミニチュアを自分の手にできるのだ。

足元の基盤が固まったら、徐々に植民地を広げていくことになる。ホロ馬車やトロッコで資材を作り、東から西へと移民を拡大するのだ。土地ごとの環境は緯度によって変化していくという。遠征が成功すれば新たな州が加わり、資金や資源、食料が手に入ることになる。そして米国開拓といえば、何といっても鉄道を抜きにして語ることはできない。新たな線路を敷設し、石炭で走る列車をまだ見ぬ西側の地平へ導いていこう。
 

 
ただしアメリカ大陸は決して生優しい環境ではない。小さな村で野生の熊に出くわすのは日常茶飯事。自然の脅威といえば、乾いた空気が生み出す竜巻の破壊力もすさまじいものだ。立ちはだかる相手には人間もいる。ときにはギャングが強盗に押し入り、無数の罪なき市民を失う憂き目に遭うこともあるだろう。夜間キャンプをしていたら、ネイティブの放った火矢の襲撃を受けあっという間に炎の海、なんてことも。

本作で重要なのは、単に都市を管理する建設スキルだけではない。政治や経済、文化的基盤などを、プレイヤー自身が幾世紀もかけて培わなくてはならないのだ。アメリカ史に詳しい人なら、黎明の時代にあるかの国がどのような困難にあったかご存知だろう。『Build and Discover: America』は史実にもとづいているが、「多くはプレイヤー次第」でもあるという。大きな歴史の節目に立ち合い、プレイヤーがその手で決断を下さなくてはならない場面もあるのかもしれない。最終的に50の州を結び、米国議会を立ち上げることがひとつのゴールとなっているようだ。
 

 
『Build and Discover: America』は2022年、PC(Steam)向けにリリースを予定している。