Nintendo Switch『A列車で行こう はじまる観光計画』3月12日発売へ。観光もテーマの都市開発鉄道シム、ゲーム内容の続報も公開

 

アートディンクは1月7日、都市開発鉄道シミュレーションゲーム『A列車で行こう はじまる観光計画』を3月12日に発売すると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch。価格はパッケージ・ダウンロード版ともに税別6980円。なお、パッケージ版の早期購入特典としてオリジナルサウンドトラックCDが用意されている。


『A列車で行こう はじまる観光計画』は、35周年を迎える『A列車で行こう』シリーズの最新作だ。『A列車で行こうDS』『A列車で行こう3D』に続く、“箱庭系A列車”の系譜を受け継ぐ作品となる。プレイヤーは鉄道会社の社長となって鉄道運営や都市開発、銀行融資や株取引といった本格的な会社経営をおこない、鉄道が主体となる街の未来づくりを体験していく。

本作のシナリオモードには8本のシナリオを収録。「新幹線の開通で莫大な借金を負ってしまった街」「赤字続きの球団を有する鉄道会社が営む街」など、観光にまつわる諸事情を抱えた街が各シナリオの舞台となる。どのように線路を敷き、施設を建て、問題に対処していくのか。社長としての手腕を奮って、伸び代ある街を発展させるのだ。


ゲーム内には線路の敷き方や遊び方の基礎が分かる、イラスト付きの丁寧なチュートリアルシナリオを完備。さらには、秘書・車掌・観光課長などの仲間たちもプレイヤーをサポートしてくれる。線路の延ばし方から住宅・工業施設・公共施設といった子会社立地のアドバイスまで、シリーズをはじめてプレイする初心者が気軽に楽しめるように配慮がなされている。

ちなみに本作では、個性豊かな仲間たちとのドタバタな日常劇が楽しめる。選択肢によって物語が変化するほか、うまくコミュニケーションをとることで絆を深めることもできるようだ。また敏腕社長向けには、歯応えのある達人モードも用意されている。


本作には「観光」というテーマが加わり、観光地開発による進化した街づくりが可能となった。山奥の城跡まで鉄道を敷いたり、寺院までバスのルートをつくったりと、他の街から観光地までのルートを繋ぐことで多くの観光客が呼び込める。この新要素によって、従来のビルが立ち並ぶ都市型の発展だけでなく、観光資源を活かした古く美しい街並みの観光都市を目指すこともできるようになったというわけだ。

また、自由に車両をつくれる「車両カスタマイズ」が新たに搭載される。車両のカラーリングや、ライト・スカート・パンダグラフといった装備のほか、ステッカーを使ったラッピングを駆使してプレイヤー好みの車両デザインが作成可能だ。都会には通勤電車、古い街並みにはSLといったように、街の風情にあわせた列車を走らせることで情緒豊かな街並みが表現できる。なお、「通勤形」「近郊形」「特急形」「機関車」タイプから選択できる24種類の鉄道車両のほか、バスやトラックといった自動車のカスタマイズもおこなえる。


本作はシナリオモードのほかに、資金を気にすることなく街づくりが楽しめる「コンストラクションモード」が用意されている。最大で前作比2倍の規模となるマップの地形をつくって建物を配置。理想の観光名所や実在する街が再現できる。さらには、作成した街にオリジナルのシナリオを付け加え、オンライン上で共有することが可能。自身が手がけた渾身のオリジナルシナリオをアップロードして公開する。他のプレイヤーのシナリオをダウンロードして遊ぶ。さまざまな「A列車」の世界が末永く楽しめそうだ。


なお、パッケージ版の早期購入者特典となるオリジナルサウンドトラックCD「おでかけ日和」には全18曲を収録。収録曲は本作で使用されている楽曲が中心になっており、「街角の女」などのシリーズ人気楽曲の4曲も含まれる。CDレーベル面は、本作のキャラクターデザインを手がける日向悠二氏による描きおろしイラストで飾られている。特典が欲しい方はお早めの購入を。

A列車で行こう はじまる観光計画』は、Nintendo Switch向けに2021年3月12日発売予定だ。