Steamアワード2020の結果発表、GOTYはPC版『レッド・デッド・リデンプション2』

Steamアワード2020の結果発表、GOTYはPC版『レッド・デッド・リデンプション2』。「最も革新的なゲームプレイ」部門では、PC版『デス・ストランディング』が受賞作品として選ばれた。

Valveは1月3日、Steamアワード2020の部門別結果を発表。「ゲームオブザイヤー」部門では、『レッド・デッド・リデンプション2』が受賞作品として選ばれた。例年、候補作品の選定が11月に始まる都合上、2019年12月にPC版が発売された『レッド・デッド・リデンプション2』が、2020年のアワード対象に含まれたかたちだ。同作は「優れた物語ゲーム」部門も受賞。Steamでの2020年総収益年間トップ100にてプラチナ入り(1位〜12位)を果たしており、売り上げとしてもユーザー人気としてもSteam最高峰であったことがうかがえる。


Steamアワード2020は、Steamの恒例行事となったユーザー参加型の賞典。毎年ユーモラスな切り口の部門を設け、ユーザー投票を募っている。今年も「愛の為せる業」「不得意なベストゲーム」「ゆったり座ってリラックス」といった、Steamアワード独自の部門が並んだ。「愛の為せる業」は、長期的にサポートが継続され、発売から年月が経った今でも新しいコンテンツが追加されているゲームを対象とした部門。受賞作品は『Counter-Strike: Global Offensive』。2020年には複数マップの調整、コミュニケーションツールの改善、新ゲームモードの追加など、多岐に渡るアップデートが実施されていた。

「不得意なベストゲーム」は、愛すべき作品だが難易度が高く、強靭な精神を持つプレイヤーの忍耐が報われるゲームを対象とした部門。『GTFO』や『ゴーストランナー』といった難易度の高いゲームが並ぶ中、2020年11月にSteam版の配信が開始された『Apex Legends』が選ばれた。「ゆったり座ってリラックス」部門では『The Sims 4』、「フレンドとプレイしたい」部門では昨年の夏に人気を爆発させた『Fall Guys: Ultimate Knockout』が受賞した。


「VRゲームオブザイヤー」は『Half-Life: Alyx』。「愛の為せる業」部門にて選ばれた『Counter-Strike: Global Offensive』とともに、今年のSteamアワードはValveタイトルが存在感を見せる結果となった。「最も革新的なゲームプレイ」部門では、2020年7月にSteam版が発売された『デス・ストランディング』が選ばれている。「優れたビジュアルスタイル」は『Ori and the Will of the Wisps』。「ベストサウンドトラック」は『DOOM Eternal』。そのほかアワード別結果の詳細は、Steamページより確認できる。

Steamでは日本時間1月6日午前3時までウィンターセールを開催中。何を買うか検討するにあたり、Steamアワード2020の結果や、Steamの年間ベストの情報を参考にするのも手だろう。なお弊誌では、インディー寄りのチョイスを多めにしたオススメ記事を掲載している。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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