『サイバーパンク2077』セーブファイルが8MBを超えると破損する問題を修正。ホットフィックス1.06

 

CD PROJEKT REDは12月23日、『サイバーパンク2077』のホットフィックス1.06をPC/PlayStation 4/Xbox One向けに配信した。今回のホットフィックスでは、PC版のセーブファイルが8MBを超えると、そのセーブファイルが破損するという問題が修正された。


同ホットフィックス適用前、8MBを超えたセーブファイルが破損するとの報告が相次いでいた。問題に直面したと報告していたのは、大量のアイテムをクラフトしている、あるいはゲームを長時間遊んでいるプレイヤーであった。たとえば、CD PROJEKT REDの公式フォーラムにて同問題を報告したユーザーTwtv_itsChefu氏は、回復アイテムであるマックスドクを1万個クラフトして分解したところ、セーブファイルのサイズが一気に3MB増えたと伝えている。また別のユーザーSlurricane_氏は同フォーラムにて、そうした極端なクラフトやアイテムの増殖グリッチは使っておらず、普通に遊んでいたところ90時間経過あたりでセーブファイルが破損し始めたと報告している。

アイテムを大量に入手あるいはクラフトすると、ファイルサイズの肥大化が速まる。CD PROJEKT REDはこの問題について、アイテムやクラフト素材の量を増やしすぎないことを推奨(GOG.com)。特にアイテム増殖グリッチを使っていたセーブファイルが破損した場合、同グリッチを使っていないセーブファイルでのプレイ継続を案内していた。

本作にはいくつ有名な金策がある。自販機からひたすら一定条件を満たすドリンクを買いあさり分解していくもの。無題18番というアイテムの売買を用いたもの。そしてアイテムの増殖グリッチを使ってお金を稼ぐ方法である。このアイテム増殖グリッチによっていくらでもアイテムの数を増やせてしまい、セーブファイルの肥大化を速めていた。同グリッチを使っていた方は、セーブファイル破損の危険性が高かったわけだ。


ただ、公式フォーラムで報告されているように、グリッチを使っていないユーザーでも8MBのリミットに到達し得るため、深刻な問題であった。今回はそのクリティカルな問題に急ぎ対応するホットフィックスとなっている。ただし、すでに破損したセーブファイルが修復されるわけではない。

ホットフィックス1.06では、クエスト「Second Conflict/新たな苦しみ」にてトーテンタンツの入り口にダムダムが出現しない問題も修正。PS4/Xbox One版ではメモリ管理と安定性の改善によって、クラッシュの発生回数を減少させたとも、パッチノートに記されている。

同作では発売以降、クリティカルな問題を優先的に修正していくホットフィックスが続けて配信されている。来年1月と2月には大型アップデートの配信も予定。特にPlayStation 4/Xbox One版で発生している大きな問題の修正が計画されている。PC版に関しても、定期的に修正アップデートを配信し、ゲームを改善するとのことだ。