旅アドベンチャーゲーム『風雨来記4』発表、PS4/Nintendo Switch向けに4月22日発売へ。360度カメラで撮影した「岐阜県」を舞台にバイク旅
日本一ソフトウェアは12月24日、旅アドベンチャーゲーム『風雨来記4』を発表した。2021年4月22日に発売する。対応プラットフォームはPlayStation 4/Nintendo Switchで、価格はパッケージ版・ダウンロード版共に7678円(税込)。
『風雨来記4』は、旅アドベンチャーゲーム『風雨来記』シリーズの最新作だ。ちょうどシリーズ20周年を迎えるタイミングでの発売となる。これまでのシリーズ作では北海道や沖縄を舞台としていたが、第4作目となる本作においては、日本の真ん中に位置する「岐阜県」を旅することとなる。日本一ソフトウェアいわく、「正直に言ってしまえば、全国的な認知度はひくい岐阜。だからこそ、まだ開拓されていない魅力や面白さであふれています」とのこと。ちなみに同社の本社も岐阜県に所在しており、その魅力をよく知る立場であると言えそうだ。
本作の主人公は、中堅ルポライターである榊千尋(名前は変更可能)。雑誌社対抗の記事コンペ「のひコン」への参加を岐阜新聞社から打診されたことで、岐阜の地を踏むこととなる。プレイヤーは、実際の岐阜の景色の中をバイクで回り、現地で取材や写真撮影をおこなって、4週間という期限の中で記事を作成。その出来栄えでコンペ上位を目指す。
リアルなツーリング体験はシリーズの根幹となる要素であり、本作においては大幅にパワーアップ。360度カメラで撮影された景色のなかで、バイク旅をおこなうこととなる。走行中の映像も収録しており、岐阜の美しい風景を堪能可能だ。現実世界では危険な行為ではあるが、本作では家にいながら脇見運転もできてしまう。
先述した岐阜新聞社は、現地に実在する会社である。本作の開発にはさまざまなメーカー・メディアが協力しており、現実を舞台とする本作のディテールの大幅な向上に活かされているという。たとえば、温泉地で有名な下呂や、美濃焼で知られる多治見などが登場。そのほかにも、地元メディアだからこそ知っているディープかつ幅広いロケーションについて、同社からの情報をもとに取材した場所が多数収録される。
また、主人公が乗るバイクにはヤマハ発動機株式会社が協力。ヤマハネイキッドスポーツのフラッグシップモデルである「MT-10 SP」に乗ることができる。さらに、ヘルメットはアライヘルメットが協力し、「ASTRAL-X」や「VECTOR-X」といった実際の製品が用意されるとのこと。
岐阜の各地では、主人公と同じように旅をしている女の子や、現地の女の子と出会うこともある。現時点では、柚原日陽・鵜瀬垂・母里ちありという、3人の女の子が公開されている。そうしたアドベンチャーパートでは、展開によっては彼女たちと恋に落ちることもあるかもしれないそうだ。
『風雨来記4』は、PS4/Nintendo Switch向けに2021年4月22日発売予定だ。