『サイバーパンク2077』パナムは俳優Tristin Mays激似との声が本人に届く。「新しいお気に入りのゲームキャラになるかもしれない」

 
Image Credit: Tristin Mays/CD PROJEKT RED

『サイバーパンク2077』の発売以降、同作に登場するキャラクターのパナム・パーマーが、俳優Tristin Mays氏にそっくりであるとの声がSNSや海外フォーラム上で多数挙げられている。そうした声はMays氏本人にまで届いており、12月21日、Mays氏は自身のTwitterやInstagramアカウントにてパナマとの類似性に言及した。

どうやらここ数日間、パナムにそっくりとのコメントが本人宛てに殺到したようで、何事かと調べてみたという。そしてInstagramにて「彼女は、新しいお気に入りのゲームキャラクターになるかもしれません」とコメントするとともに、いくつかの比較画像を掲載した。国内ではMays氏の知名度はそこまで高くないかもしれないが、画像を比べてみると、そっくりだと指摘されるのも納得がいく類似具合だろう。

https://twitter.com/Trizzio/status/1341100867919949824


Tristin Mays氏は子役としてキャリアをスタートさせた米国出身の俳優(90年生まれ)。主にテレビシリーズを主戦場としており、最近では海外アクションドラマシリーズ「MACGYVER/マクガイバー」に出演し、天才ハッカー・ライリー役を演じている。仕事上はゲームと無縁のキャリアであったが、ここにきて一気にゲーマーおよび『サイバーパンク2077』プレイヤーから注目が寄せられるようになった。

仕事ではゲームに関わっていないものの、Twitterのプロフィール欄には「Sensei/ Video Gamer/ MacGyver on CBS」と記載されており、ゲームを嗜んでいることがうかがえる。過去のインタビューでは、最初に触れたゲーム機はセガサターン、最初に遊んだゲームは4歳の頃からプレイしている『Tomb Raider』であるとも語っている。そのほかのお気に入りは『クラッシュ・バンディクー』や『バイオショック』シリーズとのこと(CBS)。


パナムとMays氏がそっくりとの声は、ここ数日になって広まりを見せていった。redditでも複数のスレッドが立っている(redditスレッド例1例2)。そうした比較画像の拡散を受けて、Mays氏に直接知らせようとするユーザーが出てきたのだろう。TwitterでのMays氏のツイートには、同氏のもとに寄せられたユーザーコメントの画像が貼られており、そちらには「パナムなのかい?」「『サイバーパンク2077』のパナム・パーマーですよね?」といったコメントがずらっと並んでいる。本人が気づかずにはいられないほどの熱量であったことがうかがえる。TwitterにてMays氏は「パナム、話し合わないといけないわね……」と述べており、Mays氏としてもパナムを気に入り始めている様子。少なくとも開発元による肖像の無断使用などを主張する気はなさそうだ。


パナム・パーマーは、『サイバーパンク2077』に登場するサポートキャラクター。ノーマッドのアルデカルドス族の一員であったが、リーダーであるソウルとの対立がきっかけで、ナイトシティでの傭兵生活を始める。メインジョブ・サイドジョブを通じて、主人公Vの手助けをしてくれるキャラクターであり、パナム関連のクエストは質・量ともに力が入っている。そのため強く印象に残っているプレイヤーも多いことだろう。最初は冷たく接してくるものの、仲間想いの熱いキャラであり、Vとの関係性が深まるに連れて、その優しさに触れる機会が増えていく。キツい言葉で感謝の言葉を述べもする、ツンデレ属性のあるキャラだ。背後から撮影したスクリーンショットを目にする機会がやたらと多いキャラクターでもある。このあたりは国内・国外ユーザー共通だ。


パナムはジュディと並ぶ人気2強のキャラクターでもある。redditではパナム派とジュディ派に分かれての議論が交わされており、それ以外のキャラクターを推す際にも「パナムやジュディもいいけれど、本当は〇〇」といったように、パナムとジュディの2択になっていることありきで話しているケースが多い。たとえば、本物に愛しいのはパナムやジュディではなくゴロウ・タケムラだと語るshotgunsforhands氏や、パナムやジュディではなくリジーズ・バーのバウンサーとロマンスしたいと語るW4TARI氏。そのほか、みんなジュディとパナムが好きなのはわかったけれど、クレア(アフターライフのバーテンダー)のことも忘れないでと呼びかけるCMDR_Qohen_Leth氏など。パナムとジュディの2強ありきで議論されるほどに両者が人気を集めていることがわかる。


Tristin Mays氏の反応によってパナム派がひと盛り上がり見せた『サイバーパンク2077』。今後もコミュニティでは、パナムに限らず、同作のキャラクターたちに対する愛が語られていくことだろう。