『あつまれ どうぶつの森』の2021年のアップデートは「今年のように」続く。米任天堂社長がコメント

米国任天堂社長のDoug Bowser氏は『あつまれ どうぶつの森』の今後のアップデートについて言及。2021年も「今年のように」続くとコメントした。

米国任天堂社長のDoug Bowser氏は海外メディアPolygonとのインタビューの中で、『あつまれ どうぶつの森』の今後のアップデートについて言及。2020年のようなアップデートが続いていくかという質問について、「間違いなく続く」とコメントした。


Polygonは同インタビューにて、『あつまれ どうぶつの森』の成功にふれつつ、同作の今後の展開について質問。今後のアップデートは『とびだせ どうぶつの森』か『どうぶつの森 ポケットキャンプ』どちらに近い形で展開されるのか、米任天堂社長に尋ねている。それらの質問について、Bowser氏は一旦直接な言及を避けた。今作は、ユーザー生成コンテンツを他ユーザーとシェアでき、お互いの島を訪問し合うことできる。そうした要素がエンゲージメント効果を高めているのだろうとコメントした。しかしPolygonはさらに踏み込んだ。『あつまれ どうぶつの森』の来年のアップデートは、今年のアップデートのように続くかと質問。Bowser氏は「間違いなく続く」と回答した。

『あつまれ どうぶつの森』は、定期的なアップデートによりコンテンツが追加されてきた。季節にあったイベントなどがコンスタントに導入されている。イースター、メーデー、ジューンブライド、海開き、花火大会、ハロウィン、ハーベストなど、列挙すると暇がない。イベントの追加に留まらず、アイテムや機能などが新登場し、遊びの幅が広げられてきたのだ。

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前作『とびだせ どうぶつの森』もまた、長期的なサポートが続けられてきた。最新作のような定期アップデートではないが、発売から4年後である2016年11月に、amiiboと連動させたコンテンツを中心に新要素が大規模に追加された。基本プレイ無料の『どうぶつの森 ポケットキャンプ』のアップデートは、より頻繁に実施されている。すでに3年もの間、アイテムやイベントが導入されてきた。『あつまれ どうぶつの森』のアップデート頻度は後者に近い。しかし、目玉の季節イベントはすでに2020年中に実装されている側面もある。1年の配信を経て、区切りがつけられる可能性もある。Polygonはそうした点を尋ねたのだろう。最終的な回答は「2021年も今年のようにアップデートが続く」だったわけだ。

ただし、Bowser氏の回答が曖昧であることは否めない。というのも、『あつまれ どうぶつの森』ではすでに1月にアップデートが実施されることが予告されている。これも“2021年のアップデート”のひとつとカウントできる。アップデートが2021年3月までだとしても、「2021年も今年のようにアップデートは続く」と回答できるのだ。そもそもBowser氏が、巨大タイトル『あつまれ どうぶつの森』の今後の情報を、いちメディアのインタビューにて漏らすわけにはいかない。回答自体に意味はなく、単に無難な言葉を選んだとも考えられるだろう。


とはいえ、『あつまれ どうぶつの森』の来年以降の計画について語られた意味は大きい。『とびだせ どうぶつの森』の例を考えても、突然アップデートが打ち切られるということもないだろう。ハトの巣などまだ登場していないシリーズの人気コンテンツもあり、たぬき商店もたった一度しか改装されていない。まだまだその世界が広がっていく可能性はありそうだ。今年のように精力的なアップデートが続けられるとすれば、熱心なファンにとっても嬉しいことだろう。いずれにせよ、今後の展開については任天堂公式による発表を待っておこう。

※ 2021年3月には、マリオコラボアイテムも追加予定


『あつまれ どうぶつの森』は、Nintendo Switch向けに配信中だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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