『Stardew Valley』大型無料アップデートでは「砂浜農場」導入へ。バージョン1.5は年内〜2021年初頭の配信が迫る
インディースタジオConcerned ApeのEric Barone氏は12月21日、『Stardew Valley』大型無料アップデートバージョン1.5についての情報を公開。同作に砂浜農場を実装すると発表した。
『Stardew Valley』は、リリース後も大型アップデートを繰り返しており、バージョン1.5においてもエンドゲームを中心とした新要素を数多く実装する。Barone氏は新要素について予告してきており、その中には水中で育つ樹木が登場することを示唆していた。謎多き要素であったが、そうした樹木を育てられるであろう場として、砂浜農場が導入されるようだ。
バージョン1.5にて新たに農場を作る際には、さまざまなオプションが用意されるという。その中の一つが砂浜農場(Beach Farm)である。本作では農場環境(Farms Type)について自由に選択可能。そうした環境のオプションとして選択可能なようだ。砂浜農場は釣りがしやすい環境であり、農業をする上での十分なスペースも用意されている。マップの特別な性質としては、時折木箱が漂流してくることもあるそうだ。ただし、スプリンクラーは設置できないというデメリットもあるという。つまり、スプリンクラーによる水やりには期待できないわけだ。
この点についてBarone氏は、議論の余地がある要素だろうとコメント。ただし、実際にやってみると、スプリンクラーなしで、ジョウロで水やりをすることも、それほど悪くないと思うかもしれないとの考えを示している。そもそも、砂浜牧場を選ぶこともオプションのひとつなので、合理的に進めたい場合は違う環境を選べばいいのだろう。なお砂浜を選んだからといって、農作物の栽培に制限を受けるわけでもないという。すべての農作物が栽培できるほか、牧草も生えるとのこと。ただし砂浜農場に限らず、一度農場環境を選ぶと、その後変更できない点には注意だ。
また次期アップデートでは、スタート時にAdvanced Game Optionsを選択可能。コミュニティーセンターのバンドルをRemixedとノーマルから選べるようになる。ノーマルはこれまでと同じラインナップのバンドル。Remixedは、アップデートにより刷新されたバンドル。コミュニティーセンターでのアイテム納品のバリエーションが変わるというわけだ。新鮮な気持ちでアイテム収集が楽しめるだろう。なおさらなるオプションとして「Guarantee Year 1 Completable」なる項目がある。これは、1年目でバンドルをコンプリートしたい人のための要素。現在のコミュニティーセンターのバンドルでは、赤キャベツの納品が求められ、こちらは1年目には相当に運がよくなければ手に入らない。オプション項目にチェックを入れれば、赤キャベツの種が1年目から入手でき、初年度からバンドル制覇が可能になるわけだ。
Advanced Game Optionsではさらに、鉱山のリワードを変化させることも可能。危険な鉱山で手っ取り早く稼げるようになるだろう。さらに農場にモンスターを沸かせるかどうかも選べる。本作にはもともと、農場環境のひとつとして夜になるとモンスターが湧くWilderness Farmなるものがある。Wilderness Farmにてモンスターを沸かせる設定をオンにすると、ゴーレムなどさらに危険なモンスターが出現するそうだ。その分報酬もおいしいという。プレイヤー側がゲーム部分の設定をカスタマイズできるようになるのも、バージョン1.5の特徴と言えるだろう。
『Stardew Valley』はPC/PS4/Xbox One/Nintendo Switch/iOS/Android向けに配信中。バージョン1.5無料アップデートは、PC向けに年内配信“できそう”とのこと。コンソール向けには2021年初頭に配信され、モバイルにも配信される予定があるという。