『Apex Legends』レヴナントは、シーズン8でも強化してもらえない。開発者が明かした理由は「嫌われすぎるから」
『Apex Legends』のレジェンドのひとり、レヴナントが次回シーズンで強化を受ける予定はないらしい。海外掲示板Redditにて明かされた。シーズン7もいよいよ半分を過ぎ、12月16日からスプリット2が開始する本作。そろそろ気になってくるのは、今後どのレジェンドが調整を受けるのかという点だろう。ワールズエッジがランクマッチに復活するということで、注目株となっていたのがレヴナントだった。
オリンパスでは相性の悪さからいまひとつ活躍できていなかった暗殺者レジェンド。ランクマッチが古巣のマップに戻ることから、今後ふたたび日の目を見ることが期待されている。ほかのレジェンドが軒並みバフを受けてきたこともあり、1月配信予定のパッチでレヴナントが何らかの強化を受ける手番をなってもいいのではないかという期待は少なくないようだ。ところがデザイナーのDaniel Zenon Klein氏によれば、答えは否である。
Klein氏の回答は、「次シーズンでレヴナントに鉄壁アビリティを付与してはどうか」というユーザーの提案に対して寄せられたもの。続くレスにて、彼にバフ予定がない理由を述べている。いわく、開発チームにとってレヴナントの性能は「シャープ」なものだという。すなわち成功したときの恩恵も失敗したときの痛手も、強く感じられるのが特徴だ。さらに戦術アビリティやアルティメットアビリティが効果的に発動したときは、「チームに利益を与える」以上に「敵をイラつかせる」効果が強いという。これはこれで一種のバランスではあるものの、Klein氏にしてみれば「危ういパターン」でもあるという。レヴナントは間違いなく強化を入れるべき対象だとしつつ、どうすれば適切な調整になるかを測りかねているのが現状のようだ。
相手の能力を封じる「サイレンス」のほか、レヴナントのアルティメットアビリティといえば「デストーテム」。設置物に触れると、プレイヤーをいちどだけ死亡・ダウンから回避させることのできるデスプロテクションを発動できる。多少無理な突撃をしかけても平気な余裕が出ることから、漁夫の利を狙う際に発動すると絶大な威力を発揮する能力だ。しかけた側としては爽快だが、被害をこうむるパーティーとしてはこの上ない迷惑であることも確か。使用者に大きなメリットを与えるのも重要だが、ほかプレイヤーにストレスをかけすぎるとヘイトを集めかねない。レヴナントの能力は特に「邪魔」「理不尽」といったネガティブ要素が強いことから、うかつに強化を入れることができないのだろう。すでにレジェンドたちから蛇蝎のごとく嫌われているうえ、プレイヤーからもヘイトを買っては目も当てられない。
ちなみにKlein氏は、「次シーズンの予定はない」と断言したものの「鉄壁付与」の是非については触れていない。スリムな外見から、かつては「小柄」扱いされていたレヴナント(関連記事)。だが実際のヒットボックスはさほど小さくなく、着痩せしていただけだったことが判明している。4月のアップデートで小柄は削除されたものの、当たり判定はそれなりに大きいままのため、トーテムなしで真っ向から撃ち合うのは苦手。Klein氏が鉄壁の有無自体には触れていないことから、他プレイヤーにフラストレーションを与えない方向での強化は将来的に期待できるかもしれない。
余談だが12月15日、ゲーム関連商品を輸入販売するインフォレンズ株式会社より『Apex Legends』アクションフィギュア第二弾の発売予定が発表。ラインナップにしっかりレヴナントも入っている。一部ファンの皮付きたちは来年のレヴナントに期待しよう。