ガチのパルクール集団が作るオープンワールド『STORROR PARKOUR PRO OFFICIAL GAME』発表。フィクションではない本物のスタントを目指す

イギリスのロンドンに拠点をおくSTORRORは12月8日、『STORROR PARKOUR PRO OFFICIAL GAME』の制作を発表した。STORRORは7名のアスリートからなる、パルクールとスタントアクションの専門集団だ。

イギリスのロンドンに拠点をおくパルクール集団STORRORは12月8日、グループ公式ゲーム『STORROR PARKOUR PRO OFFICIAL GAME』の制作を発表した。対応プラットフォームはPC/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X/Xbox One。2022年3月の完成を目標としており、現在Kickstarterにて支援を募集中。20ポンド(約2778円)以上の支援でPC版、40ポンド(約5556円)以上の支援でコンソール版を入手することが可能だ。またPC版においては、2021年6月に早期アクセス配信が開始される。
 

 
STORRORは7名のアスリートからなる、パルクールとスタントアクションの専門集団だ。映画や広告、イベントゲストなど多彩な場でパフォーマンスをおこなっている。2019年には、マイケル・ベイ氏が監督しNetflixで公開されたアクション映画「6 Underground」にスタントで出演したことで脚光を浴びた。活躍の場を拡げる一方、グループによるオリジナルの映像作品も積極的に製作。YouTubeの登録人数は666万人を超えている。

独自の表現を確立してきたSTORRORが次に挑むのが、オリジナルのゲーム開発だ。開発を手がけるスタジオは『Wipeout Fusion』などで知られるHole In The Sleeve。STORRORは『プリンス・オブ・ペルシャ』シリーズや『アサシン クリード』シリーズなどのゲームが“ツールとして”パルクールを用いてきたことに注目しつつ、それ自体が目的となった作品はかつてないと主張。正真正銘、“パルクールそのもの”をテーマとしたゲームづくりに挑む。
 

 
ゲームでは、実際のパルクール競技における多彩な技を使いこなすことが可能。再現にあたっては楽しさと写実性のバランスにこだわっており、Electronic Artsの『ミラーズ・エッジ』と『Skate』シリーズの中間をとったようなシミュレーションを予定しているとのこと。本作はオープンワールドゲームとして開発され、香港の摩天楼やロンドン・パリ、さらにインドやギリシャなど万国を訪れることができる。プレイヤーはSTORRORメンバー7人のうちのひとりとなって、それぞれに固有の能力やスタイルで街を駆け巡る。キャラクターには経験値による成長要素が備わっており、力や速度などのパラメーターで強化することが可能。ゲーム内のショップでファッションを楽しむこともできるとのこと。

散策モードでは自由なペースでコースを開発し、動きを練習することが可能。一方でミッションやチャレンジモードも豊富に用意されるようだ。ミッションは屋根伝いの脱出劇など、STORRORおなじみのパフォーマンスでタイムトライアルに挑める。チャレンジモードでは特定の技を正確に決め、体力を失うことなくコースを制覇することが求められるようだ。さらにマルチプレイモードも用意され、チームでのリレーや協力も楽しむことができるという。
 

 

『STORROR PARKOUR PRO OFFICIAL GAME』はPC/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X/Xbox One向けに、2022年3月のリリースを予定している。

Yuki Kurosawa
Yuki Kurosawa

生存力の低いのらくら雰囲気系ゲーマーです。熾烈なスコアアタックや撃ち合いを競う作品でも、そのキャラが今朝なに食ってきたかが気になります。

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