『風来のシレン5plus』個人の実況/編集動画に対して“収益化”を許諾。新規ユーザー開拓に繋がるものとして


スパイク・チュンソフトは12月2日、ダンジョン探索型 RPG 『不思議のダンジョン 風来のシレン 5plus フォーチュンタワーと運命のダイス(以下、風来のシレン 5plus)』において、特別なガイドラインを適用することを発表した。本ガイドラインの適用によって、本作の個人実況/編集動画に対して一定条件下での収益化が許諾される。

これまでスパイク・チュンソフトは、プレイ動画・生放送の公開許諾タイトルの一覧を公式HPに掲示。利用条件や禁止事項を明記のうえ、利用許諾範囲を明確に示してきた。過去タイトルの許諾については、あくまで非営利目的を前提としており、商業・営利目的の動画利用は禁じられている。

そして今回、本作については特別なガイドラインが定められている。ガイドラインの内容は、動画投稿サイトが提供する収益化プログラムの利用に限り、個人の実況/編集動画に対して収益化を許諾するというものである。この収益化許諾は、個人の実況/編集動画を対象とするものだ。法人や個人事業主、その他事業での動画利用については、従来通り個別対応となる。またガイドラインは本作のみが対象となる。本作以外の「不思議のダンジョン」シリーズや、その他のタイトルはすべて対象外としている。


今回の発表にあたって、スパイク・チュンソフトは「『風来のシレン』は元々実況人気の高いタイトルですが、この『風来のシレン5plus』には、配信に便利なライブ探索表示機能を実装するなど、より多くの動画配信を期待しています。このたびの決定は、これまで支えてくれたファンへの感謝の気持ちであると共に、シリーズの未来に向け、新しいファン層の開拓につながるものと確信しています」とコメントしている。


コメント内でも言及されているように、本作には「ライブ探索表示機能」が搭載されている。この新機能をONにすることで、ゲーム画面内にステータスや所持品、経過ターン数や時間が常時表示される。ライブ配信視聴者が、プレイ状況をひと目で把握できるというわけだ。本作の特徴となる自動生成ダンジョンは、挑むたびにマップの形が変化し、モンスターや道具の配置も変化する。その多様性によりプレイヤーだけでなく、ライブ配信視聴者も一丸となって楽しめることだろう。

『風来のシレン 5plus』は、Nintendo Switch/PC(Steam)向けに明日12月3日発売予定だ。