『Apex Legends』ゲームデザイナー、「非バトロワモード」の常設に興味を示す。ウィンターエクスプレスの成功が示した大きな可能性
『Apex Legends』を手がけるRespawn Entertainmentのゲームデザイナーは、本作に“バトルロイヤル以外のモード”を導入することに興味を示しているようだ。海外掲示板Redditにて、デザイナーのDaniel Zenon Klein氏が語っている。
大前提として同氏は、ゲームモードに携わる管轄のデザイナーではない。ただし、開発チームに所属する一個人としての好みはかなりはっきりしているようだ。直近の非バトロワモードといえば、12月2日より実装される「ウィンターエクスプレス」が挙げられるだろう。普段は20チームで生き残りをかけるのに対し、本モードでは3チーム9名で争うミニマルなルール。ラウンド制で進行し、プリセットのロードアウトにて狭い列車の上で覇権を争うのだ。戦いの合間には伊達男ミラージュのアナウンスが花を添える、クリスマスシーズン限定のスペシャルなモードといえる。
Klein氏はウィンターエクスプレスで実現している楽しさに大きな可能性を見出しているようだ。スレッドのユーザーからは『リーグ・オブ・レジェンド』における「ネクサス・ブリッツ」のようなモード導入の予定はあるか、との声が。同モードは専用マップで、さまざまな突発イベントをかい潜りながら勝敗を決するマッチだ。Klein氏いわく、ネクサス・ブリッツのような『マリオパーティ』的モードはやりすぎだとしながらも、『Apex Legends』でできることは“非常にたくさん”あるはずだと述べている。ちなみにKlein氏がRiot Gamesに所属していた際、最後に携わっていたのもネクサス・ブリッツの開発だったようだ。
ウィンターエクスプレスに対するユーザーの人気は根強い。同モードほどシンプルなチームデスマッチでなくとも、本編のバトロワとは異なるハイペースなモードの常設を求める声が寄せられた。Klein氏も乗り気で、まずはどのような形が適切かを見つけたい意欲を示した。ウィンターエクスプレスの舞台はワールドエッジだが、同マップは目的ベースのモードに流用するには根本的に向いていない問題がいくつかあるとKlein氏は語る。今後もし非バトルロイヤルのモードが実装されるならキングスキャニオンかオリンパスになるのか、それともまた専用マップが用意されるのか。何ひとつ確定事項はないものの、思わず想像が広がるところだ。
ウィンターエクスプレスは12月2日、「ホロデーバッシュ 2020」イベント開催と同時に実装される。