ひきこもりホラーRPG『OMORI』Steamにてついに12月25日リリースへ。6年の歳月をかけて描かれた、優しくも狂った精神世界

OMOCATは11月30日、サイコロジカルホラーRPG『OMORI』を12月25日にリリースすると発表した。PLAYISMより日本語の追加が、後日なされる予定だ。

ロサンゼルスで活躍するクリエイター集団OMOCATは11月30日、サイコロジカルホラーRPG『OMORI』を12月25日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはSteam。なお、12月25日のリリース時点では日本語未対応。弊社アクティブゲーミングメディアのPLAYISMより日本語の追加が、後日なされる予定だ。

『OMORI』は、ロサンゼルスで活動するクリエイター集団OMOCATが手がける、「RPGツクール」製のロールプレイングゲームだ。主人公は真っ白な壁もない部屋に住んでいる、ひきこもりの少年OMORI。自分が何者なのか、なぜここにいるのかも分からず、謎めいた部屋に惰性で住み続けていた彼は、かすかに記憶に残るこの部屋に住む前の自分、そして大切な友達のことを思い出す。彼は真実を知るため、新しい世界Newと古い世界Old、優しくも奇妙な2つの世界を行き来しながら、出会った人々との交流や敵との戦闘を繰り広げ、隠された記憶や真実に向き合っていく。そしていずれ、どちらの世界がよりリアルなのか、プレイヤー自身が片方の世界を選択することになるという。


冒険の舞台となる2つの世界には8つ以上のダンジョンが存在し、60以上のNPCが登場。フィールド一面が細やかなピクセルアートと手描きイラストによって、時に幻想的に、時に不気味に描かれる。敵との戦闘には、4人のパーティーメンバーを4隅に配置したユニークなUIを採用。敵を含めた登場キャラクターや背景ビジュアルは手描きのアニメーションで描かれており、長年に渡って作り込まれた質の高いイラスト群が堪能できるだろう。


本作は2014年にKickstarterキャンペーンにて、5910人のバッカーから20万3300ドル(約2100万円)を集めた。その後開発チームの増員を行いつつ、戦闘システムの刷新やマップデザインの見直し、アニメーションの追加と、6年の歳月に渡ってさまざまな要素の追加・改善が続けられ、この度ようやくリリースに至る形となる。なお本作のボリュームについては、メインルートのゲームプレイだけでも約20時間が想定されており、追加ルートのコンテンツやサイドクエストを含めるとそれ以上に楽しめるボリュームになっているようだ。

今回公開されたトレイラーからも不穏さが漂うひきこもりホラーRPG『OMORI』。同作は、Steam向けに12月25日リリース予定だ。日本語は後日対応予定である。

Tetsuya Yoshimoto
Tetsuya Yoshimoto

ニュース担当。国内を中心に日々トレンドを探求しています。新しいものや可愛いものが好き。

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